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廃コンクリから軽量外壁タイル 微粉末を活用、断熱特性も 鹿島ら共同開発20070723建設工業
鹿島はオリオン商事(東京都北区)と丸美陶料(岐阜県土岐市)と共同で、解体現場で排出される廃コンクリートを原料とした軽量外装壁タイルを開発した。廃コンの骨材分離後の残砂物であるセメント主体の微粉末を再利用し、従来タイルに比べて約40%の軽量化を実現。価格も2割程度の削減が見込める。既に販売開始し、住宅メーカーなどからの引き合いも増えているという。
今回開発した軽量タイル(商品名=コア・インプレッション)は、既に実用化している廃コンクリートの骨材再資源化システムで生成される粗骨材、細骨材、微粉のうち、リサイクル率の低い微粉末を使用。セメント主体の微粉末が高温で発泡化することにより、従来のセラミックスタイルに比べて約40%(セメント系人工石材比30%以上)の軽量化を実現した。また、熱伝導率が従来の外装タイルより約70%低く、断熱特性にも優れる。タイル重量の軽量化により、現場での作業効率の向上はもちろん、輸送コストの低減も図れる。
廃コンやタイルくずなどリサイクル材の総重量が全体の50%以上を占める。セラミックタイルと同等以上の品質も確保し、エコマーク商品の認定を取得している。タイルのデザインや色などは顧客ニーズに合わせて選択可能。販売価格は1平方メートル当たり1万円から。鹿島が原料供給・商品特性確認を、オリオン商事が製造・販売を、丸美陶料がタイル原料の配合をそれぞれ担当。年間10万平方メートルの販売を計画している。鹿島では自社の施工物件への提案活動を推進していく考え。
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