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都市再生本部 密集市街地対策の取り組み大幅強化 容積移転制度など創設20070118建設工業
政府の都市再生本部(本部長・安倍晋三首相)は16日の会合で、密集市街地の緊急整備を都市再生プロジェクトに決めた。密集市街地対策は、01年に都市再生プロジェクトとして決定しているが、現在の進ちょくスピードでは目標達成が困難なため、取り組みを大幅に強化する。政府は、25日召集の通常国会で密集市街地整備促進法(密集法)などを改正し、危険な老朽住宅の除却促進や、基盤整備と一体的な住宅建て替えの推進、容積移転制度の創設などを実施。11年度までに全国の重点密集市街地(約5700ヘクタール)の解消を目指す。
新たに追加する対策では、強制力を持った事業手法を拡充し、道路や公園の整備と沿道部の住宅建て替えを戦略的に推進する。防災上危険な建築物に対する除却勧告の対象範囲に、震度6強〜7で倒壊や外壁脱落の恐れがある防火造建築物も含める。「現状では適用事例がほとんどない」(同本部)が、市町村に対して除却勧告制度の積極的な活用を促す。第2種市街地再開発事業の面積要件を緩和し、用地買収方式での面的整備も推進する。
これらに併せて、「防災街区整備地区計画」に「容積適正配置型」と呼ぶタイプを創設し、地区内の余剰容積を活用して、高層化した受け皿住宅を整備できるようにする。加えて、都市計画道路の整備や沿道建築物の不燃化、防災公園の整備などを一体的に進めるための「密集市街地緊急リノベーション事業」を新たに設け、複数の事業を連携して推進する。住民や街づくりNPOなどからの都市計画提案に対する支援も強化する。
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