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動きだす都内ビッグプロジェクト 5 多摩地域 発展の起爆剤に駅前再開発20070126建設工業
多摩地域では今年、複数の駅前再開発事業が着工を迎える。多摩地域は都心部に比べて駅の機能更新が遅れているため、再開発に合わせて駅舎の改良や駅前広場の整備などを行い、地域発展の起爆剤とする狙いもある。
西武池袋線保谷駅南口(西東京市東町)では、駅前の0・7ヘクタールを再開発し、2棟のビルと交通広場などを整備する。特定建築者の日本綜合地所はこのほど、清水建設の施工で工事をスタートさせた。再開発ビルは、店舗・住宅棟が地下1階地上11階建て延べ約9300平方メートル、店舗・公益施設棟が地下1階地上5階建て延べ7800平方メートルの規模。交通広場やペデストリアンデッキの整備も含め、総事業費は約107億円程度を想定している。西武新宿線東村山駅西口(東村山市野口町)でも、2棟の再開発ビルの建設が計画されている。施行者の東村山駅西口市街地再開発組合は、3月の着工を目指して施工者の選定を進めている。再開発ビルは住宅棟と駐車場棟で構成。住宅棟はRC造地下1階地上26階建て、駐車場棟は地下1階地上6階建てで、延べ床面積は2棟合わせて約3万0040平方メートル。駅と接続するペデストリアンデッキや駅前広場も併せて整備する。総事業費は約93億円を見込んでいる。
連続立体化事業が進められているJR中央線沿線でも複数の再開発事業が進行中だ。都市再生機構が施行する武蔵小金井駅南口(小金井市本町)の再開発は昨年末に始動。初弾事業である大規模住宅棟(RC造地下2階地上25階建て延べ約3万平方メートル)の工事が戸田建設の施工でスタートした。3月には大規模商業施設棟(S造地下1階地上7階建て延べ5万5000平方メートル)、公益施設棟(RC造地下1階地上5階建て延べ1万2900平方メートル)の建設も始まる。このほか国分寺駅北口では国分寺市施行、立川駅北口西側では組合施行の再開発がそれぞれ計画されている。国分寺駅北口地区は10月の都市計画変更、立川駅北口西側地区は07年度中の都市計画決定をそれぞれ目指している。
多摩地域の拠点駅の一つ、八王子駅の南口地区(八王子市子安町)では、組合施行の再開発が進められている。特定業務代行者として大林組・住友不動産・東急建設・田中建設グループを選定。11月の着工を目指し準備を進めている。駅前の約2ヘクタールを再開発し、地下2階地上40階建て延べ9万6700平方メートルの再開発ビルを整備する。ビルには約300戸の住宅のほか、市民ホールなども入る予定だ。総事業費は約342億円に上る。
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