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ゼネコン各社、積極的に社会貢献活動 最長1年のボランティア休暇も 日建連調べ20071113建設工業
日本建設業団体連合会(日建連、梅田貞夫会長)は会員企業を対象に「社会貢献活動に関するアンケート調査」を実施した。それによると、回答者の多くが「地域社会への貢献、企業としての社会的使命」などを果たすために、ガイドラインなどを定めて社会貢献活動に取り組んでいた。ボランティア活動などを行う社員への支援では、「休暇制度を導入している」と回答した企業は少数派だったが、導入済みの企業の中には「最大で1年間の休暇を認める」(大成建設)ところもあった。
この調査は日建連会員企業のうち、社会貢献活動協議会に参加している52社を対象に実施し、40社から回答を得た(回答率77%)。社会貢献活動に対する考え方、06年度に行った社会貢献活動の内容、活動状況の開示方法などを聞いた。社会貢献活動に対する考え方では、多くの企業が自社の経営理念に基づき地域社会への貢献や企業としての社会的使命を社会貢献活動の目的に位置付けていた。CSR(企業の社会的責任)が問われる中、その取り組みの一環に社会貢献を盛り込み、企業行動規範・指針に基づく計画で活動内容を、社内外に周知している企業も多かった。
社員のボランティア活動を支援するため、休暇制度などを導入している企業は鹿島、大成建設、大日本土木、東亜建設工業、NIPPOコーポレーション、前田建設など。大成建設は、ボランティア活動を目的に最大1年間の休暇を認める制度を導入している。東亜建設工業は勤続3年以上の社員を対象としたボランティア休職制度を運用。活動の経験が復職後、業務に生かされると判断した場合に原則2年以内の休職を認め、一定割合で給与と賞与も支給する。
表彰制度は岩田地崎建設、熊谷組、清水建設、錢高組、鉄建、前田建設、NIPPOコーポレーションなどが導入している。社会貢献活動の具体的な事例では、文化事業への寄付や現場・研究所の公開、地域行事への参加、献血などを挙げる企業が多かった。その一方で、「社会貢献活動として何を行うかが課題」(青木あすなろ建設)、「建設というものづくりを通して社会に貢献していくことが第一」(西松建設)という回答もあった。
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