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全建ブロック会議終了 片務性是正へ議論継続 前田靖治会長「信頼回復へ全力」20071102建設工業
全国建設業協会(全建)の前田靖治会長と東北建設業協会連合会の奥田和男会長は10月31日、盛岡市内で開いた国土交通省との「07年度地域懇談会・ブロック会議」の終了後に記者会見し、会合の成果や今後の課題などを語った。地域懇談会とブロック会議の全日程が終了したことを受け、前田会長は「発注者と施工者のパートナーシップの再構築、公共工事の執行に伴う(受・発注者の)片務性の是正で意見交換ができた」と総括。今後、建設業界に対する信頼を回復し、社会的役割を理解してもらう活動に全力で取り組む考えを強調した。全建は、地域懇談会とブロック会議の成果などを総括する国交省との会合を12月に開催。その結果を踏まえて今後の課題を明らかにし、来年度の事業計画に反映させる方針。
公共工事の執行に伴う片務性について、前田会長は「日本全体で国際化が進み環境が大きく変化する中で、建設業界には片務的なところが残っている。厳しい経営環境下で請求するべきものをしなければ、企業はおかしくなってしまう」とし、是正に向け発注者との議論を続ける考えを示した。
本年度の地域懇談会とブロック会議で議論の中心となった総合評価方式の普及については、前田会長が「技術と経営に優れた会社が競える環境を整備するというキーワードは正しいと思う」としながらも、地方自治体によって取り組みにばらつきが見られる現状に危ぐを表明。奥田会長も「東北では(市町村の)9割が総合評価方式を採用していない。こうした状態で公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)の見直しが行われても多くの自治体は対応できないのではないか」と問題点を指摘した。
奥田会長は総合評価方式の普及が進んでいない状況下で、競争激化で疲弊する優良な地方の中小・中堅建設会社が存続するためには、ダンピング受注に歯止めを掛ける方策が不可欠だと強調。その上で「地方自治法で認められている最低制限価格制度を使い、総合評価方式の普及と合わせてソフトランディングさせるべきだ」と訴えた。
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