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都内の設計事務所、14%が「不稼働」 士法改正による増加懸念 東事協調査20071127建設工業
東京都建築士事務所協会(東事協、三栖邦博会長)は、東京都知事登録建築士事務所(1級)を対象にした業務実態などの調査結果をまとめた。回答のあった事務所のうち14%が稼働しておらず、東事協は建築士法の改正などで今後も不稼働事務所が増加するだろうと指摘している。事務所の規模は、所員5人以下が約7割を占めており、ほぼ全国の実態と同様だと推測している。
調査対象は、05年度末時点で都に1級建築士事務所の登録をしていた1万5156事務所(東事協の会員事務所は除く)。06年度下期に訪問や電話、文書通知などの方法で調査を行った。回答数は7432事務所(回答率49%)。回答拒否が643事務所、未回答が5851事務所、所在不明が1230事務所だった。
有効回答のうち事務所の形態別割合は、設計事務所68%、建設業21%、不動産業4%、住宅メーカー1%、建材メーカー1%、その他5%で、東事協の会員事務所でも同様の傾向があるとしている。事務所の規模は、所員数5人以下が73%、同6〜10人が13%、同11〜20人が6%、同21人以上が8%。専門分野は意匠が47%、総合が33%、構造が7%、設備が3%、その他10%で、主な設計業務としては住宅(一戸建て、共同)が約5割を占めた。設計業務の官民比率で民100%の事務所が7割を占め、50%ずつが4%、官100%が7%。
東事協は、調査結果から会員外の事務所への対応や法定団体として取り組むべき方向性など今後の課題を抽出するとともに、会員の増強運動に役立てていく考えだ。
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