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森ビル 10年で延べ400万平米を供給 長期経営計画で想定、大規模開発推進20071130建設工業
森ビルは、29日発表した長期経営計画の実行期間である11年度までに、オフィス、住宅、商業施設などを総延べ床面積にして約100万平方メートル供給するとの見通しを明らかにした。構想段階の開発計画が10年後の16年度までに実現すれば、総延べ400万平方メートル(想定値)の供給が見込まれるという。長期経営計画には、虎ノ門・六本木地区再開発など大規模な開発事業が計画されている「大街区」と呼ぶエリア、整備予定の環状2号線周辺エリア、六本木ヒルズ周辺のエリアを、国際金融機関が集積する「国際金融センター」として政府に決定してもらうため、三つのエリアでの大規模開発事業を同社の中核事業として推進していくことを盛り込んだ。
開発事業は権利調整に時間がかかるため、年度ごとの進ちょくを明記したスケジュールは作成にしくく、検討から10年以上かかるような大規模再開発は特に今後の予定が読みにくい。このため同社はこれまで、長期的な計画などは公表してこなかった。しかし、赤坂アークヒルズや六本木ヒルズの完成以降、同社の都市開発事業が広く認知された上、都市再生事業への理解と支援、不動産市場への豊富な資金流入などがあり、近年は開発事業を進めやすい環境に変化してきたことから、この時期に長期経営計画を策定することで、開発事業を加速させる考えだ。
11年度までに完成予定の主なビルは、▽赤坂タワーレジデンス(延べ7・3万平方メートル)▽平河町二丁目地区再開発ビル(延べ5万1900平方メートル)▽横浜北仲通北地区再開発先行地区(容積対象延べ18万平方メートル)など。中国・上海で建設中の高さ492メートルの超高層複合ビル「上海環球金融中心」(来春完成、延べ約38万平方メートル)を加えると、11年度までに約100万平方メートルを供給する見通しだ。さらに10カ年の間に、構想段階の大規模開発を順調に事業化できれば、16年度までに延べ400万平方メートル程度の供給が想定されるという。
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