|
竹中土木 シート張り付け簡単に補修、コンクリ構造物の劣化防止 高架橋に適用20070427建設工業
竹中土木はコンクリート構造物を簡単かつ短時間で補修できる「パーマコート工法」を、鉄道高架橋の補修工事に適用した。トンネル構造物以外での本格適用は初めて。最近では歴史的建造物などの維持・補修関連の引き合いも増えているという。今後、用途拡大を図りながら、年間5000平方メートル以上の施工を目指す。
パーマコート工法では劣化やコンクリート片のはく落防止などを目的に、コンクリート表面にシートを張り付けて補修・補強を行う。ガラス繊維と樹脂が一体となった紫外線硬化型の繊維強化プラスチック(FRP)シート(厚さ1・5ミリ)を使用。専用ランプで太陽光の約100倍の紫外線強度の光を照射することにより、シートが素早く硬化する。硬化時間は12秒で、施工後すぐに所要の強度を確保できる。シートが透明なため、補修後に目視で簡単に点検可能だ。
供用中の道路や鉄道など施工時間や作業エリアなどに制約がある現場でも、周囲への影響を最小に抑え、足場などを組まずに短時間での施工が可能。通常の繊維シート工法は養生時間の関係から数平方メートル程度の小規模工事でも数日の工期を必要とするが、パーマコート工法は全工程を約3時間で完了する。このほど同工法を適用したのは、東京メトロ日比谷線(北千住〜南千住間)の高架橋の梁・床版部下面および高欄部のコンクリートはく落防止対策工事のうち、同社が担当する施工エリア(延長23メートル、面積350平方メートル)。同工法の施工面積としては最大規模。高架橋の縦・横桁などが多く、狭あいな作業環境下だったが、実質的に現場作業を約2週間で完了した。
|