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近畿整備局 公共工事の品質確保強化 耐震補強で「詳細設計付工事」試行20070404建設工業
近畿地方整備局は、詳細設計付工事の試行や工事施工調整会議の試行拡大などといった公共工事の品質確保に向けた取り組み強化策を取りまとめ、3日までに各事務所に通知した。電線共同溝や耐震補強、機械・電気設備といった工事で詳細設計や詳細調査付きの施工発注方式などを試行するほか、調査・設計などの業務委託については、現場技術業務を除くすべての発注件数の7割以上を上半期に発注し、適切な業務履行期間の確保を図る考えだ。
公共工事の品質確保に関する取り組み強化策については、昨年12月に官房長より通知された「緊急公共工事品質確保対策」の追加策として近畿整備局独自の対策を打ち出した。入札方式については、本年度からすべての工事を原則一般競争とするが、予定価格5000万円未満の維持工事など(塗装工事、遮音壁工事、標識工事など)は工事希望型競争入札を適用できるとした。詳細設計付工事の試行では、電線共同溝工事、機械・電気設備工事(製作主体)、耐震補強(落橋防止)工事などで、詳細設計(詳細調査)付き施工発注方式、本体・設備一括発注方式、設計施工一括発注方式などを試行する。
また、発注者、設計者、受注者の3者で実施している工事施工調整会議を予定価格2億円以上の工事に拡大し、設計者の意図の徹底を図る。同会議は05年度に33件、06年度は標準型総合評価方式を対象に57件実施しており、2億円以上に拡大すると技術的工夫の少ない工事を除いても100件程度になる見通し。
コンサルタント関係では、調査・設計などの業務委託について、適切な業務履行期間の確保を目的に、全発注件数(現場技術業務を除く)の7割以上を上半期の発注とするとともに、年度内工期となる業務は原則として第3四半期までに発注することとした。品質を向上させるためには適正な工期が必要と判断した。
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