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東京・中央区 築地の鮮魚マーケット構想 区有地に先行整備、市場移転前開業へ20070514建設工業
東京・中央区は、築地の中央卸市場が江東区豊洲に移転するのを前提に、卸売業者の営業継続策などとして計画している新たな卸売市場「鮮魚マーケット」について、区有地を利用して一部を先行整備し、11年度に営業を開始するプランをまとめた。6月に公表する築地市場周辺の活性化策をまとめた報告書に盛り込む予定だ。今後、卸売業者などに提案する。
鮮魚マーケットは、市場移転後も全国的な知名度がある「築地ブランド」と、現在の場外市場のにぎわいを維持するための施設として区が整備を構想している。計画エリアは市場東側の約3・5ヘクタールで、うち1ヘクタールが駐車場などの区有地、残りの土地は市場の移転跡地(都有地)となる。
計画実現には都の協力が不可欠だが、都は16年夏季五輪招致計画の中で、市場跡地を「メディアセンター予定地」と位置付け、鮮魚マーケット構想に対しては方針を示していない。さらに、12年度の市場移転後に鮮魚マーケット整備に着手すると、既存施設の解体と建設で少なくとも2年程度の空白期間が生じ、にぎわいが失われかねないとして、区は独自の判断で利用できる区有地に鮮魚マーケットの一部と立体駐車場を先行整備し、移転前の11年度に開業するプランをまとめた。
今回の構想はハード面が中心で、店舗の配置方法やにぎわい創出に必要なソフト施策を卸売業者と協議する過程で修正を加えていく。卸売業者の合意が得られれば、来年度には設計などに着手する考えだ。区は昨年度、「築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査報告書」を公表し、「鮮魚マーケット」について三つの店舗配置案を示していたが、整備のスケジュールは明記していなかった。
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