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NIPPO 定款に有料道路事業 新市場開拓へ、PFI見据え参入準備20070515建設工業
NIPPOコーポレーションは有料道路事業に参入する。同社の定款で定める事業として新たに「有料道路の保有、経営、管理、維持の業務」を追加することを決めた。事業の多角化に対応して、新規分野への展開に備えるのが定款変更の目的。「具体的な案件が決まったわけではない」(青木淳美常務執行役員)が、同社が得意とする道路分野でPFI事業に参入するための手続きの一環と位置づけている。
同社は、道路の維持・管理手法であるアセットマネジメント導入を視野に入れた検討も進めており、公共インフラである道路に民間の技術やノウハウを取り入れる事業に関与していくことで、新たな市場を開拓していく意向のようだ。同社は定款変更を、6月28日開催の定時株主総会に付議する予定。新たな予防保全型の道路管理手法として期待されるアセットマネジメントについて同社は、損傷具合など路面の状態を評価する測定車を導入し、長期的な視点から保全計画を管理者に提案するような取り組みを展開している。
一方、PFIについては、専門部署の「PFI推進部」を設けて、地方自治体などで実施例が増えているPFI事業への進出を検討。具体案件で事業者を決める入札にも参加している。今回の定款変更では、「PFIの事業主体となる特別目的会社(SPC)への関与の度合いに応じて連結対象となるケースが出てくることを踏まえ、あらかじめ定款に明記することにした」(青木常務)という。
これまで舗装事業のほか、不動産開発や建築事業、プラントエンジニアリング事業、環境事業などを取り組んできたNIPPOは、「中核の舗装を維持しながら、周辺分野の事業で安定した利益を出せるような体制にしたい」(青木常務)としており、各種取り組みを展開していく考えだ。
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