|
首都高ノージョイント化工事 24時間で路面スッキリ 3号渋谷線で人海戦術20070524建設工業
高速道路の走行時に車の騒音や振動の原因となっているのが、橋桁(床板)の継ぎ目(ジョイント)。首都高速道路会社は今月13、20の両日、東名高速とつながる3号渋谷線でこの継ぎ目をなくす「ノージョイント化工事」を実施した。24時間の通行規制を敷き、2日間で延べ1300人、工事車両約600台を投入する大規模な工事となった。作業に許された時間は日曜の午前5時から月曜の午前5時まで。失敗は許されない。工事は迫り来るタイムリミットとの戦いとなった。
通行規制を敷いたのは片側2車線の3号渋谷線用賀料金所付近〜三軒茶屋間の上下線約4キロで、施工区間は約2.7キロ。48カ所の継ぎ目を、2日間に分け上下1車線ずつノージョイント化した。今回の工事で採用されたのは「床板連結工法」と呼ばれるノージョイント化工法。床板の連結部分のコンクリートを削り取り、両側からむき出しになった内部の鉄筋を直接つなぎ合わせる。そこを再びコンクリートで固め、表面を舗装すれば、路面にあった継ぎ目がなくなる。
路面のジョイント部分は、走行時の振動や騒音の発生原因になるだけでなく、高架橋の劣化を早める原因にもなる。特に首都高速道路の中でも早い時期に開通した都心部の路線には、長さの短いコンクリート製の橋桁が多く、ジョイントの間隔も短い。首都高速会社によると、継ぎ目をなくした場合、交通量が半分になったのと同程度の振動・騒音の低減効果がある。さらに、大型トラックの通行量が多いため、ジョイント部分は定期的な修繕が必要で、「ノージョイント化した方が経済的」(西東京管理局)という。首都高速会社はノージョイント化工事を07年度から本格化させており、14年度までに都心部の路線では約900カ所の継ぎ目が解消される予定だ。
|