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東京都 都市緑化で基本方針「緑の東京10年プロ」 東京湾に『緑の島』築造20070611建設工業
東京都は、今後の都市緑化に向けた重点事業を示す「緑の東京10年プロジェクト」と題する基本方針をまとめた。都市緑化事業は都が昨年末に策定した長期構想「10年後の東京」に掲げた施策の柱の一つ。基本方針では、東京湾内に緑化した人工島(約88ヘクタール)を整備することや、建物の屋上・壁面を活用した約400ヘクタールの緑化、公園の新規整備などによる180ヘクタールの緑化空間の創出、校庭芝生化、街路樹の拡大などに取り組む方針を打ち出した。都は今後、新たな募金なども創設し、緑のネットワークの充実を目指す。
都は、「水と緑の回廊で包まれた美しいまち東京」の復活に向け、全庁横断型の戦略的組織「緑の都市づくり推進本部」を設置し、これまで具体的な事業の検討を進めてきた。今回まとまった基本方針によると、東京湾内の中央防波堤内側に皇居とほぼ同じ規模の人工島を築造し、48万本の樹木で覆った公園を整備。海からの風が都内に吹き込む新たな風の道をつくり出し、ヒートアイランド現象の緩和などに生かす。
緑の拠点を街路樹で結ぶ「グリーンロード・ネットワーク」の形成にも乗り出す。道路新設や無電柱化などの既設道路改修に合わせた植栽、面整備や臨港道路などの整備に伴う植栽により、今後4年間で約70万本まで整備。15年度末には100万本の街路樹を植え、街路樹量を05年度末比で倍増させる。都市公園・海上公園も今後4年間で新たに180ヘクタール創出する。緑の公園となる都立公園や区市町村公園などの新規の都市公園を、10年度末までに150ヘクタール以上開園させる。臨海副都心のまちづくりに伴う海上公園整備などを進め、10年度末までに30ヘクタールを新規に整備する。
小中学校や幼稚園・保育園などの校庭の芝生化に積極的に取り組み、今後10年間で300ヘクタールの緑を生み出す。併せて建物の屋上・壁面、未利用地、鉄道敷地、駐車場など都市空間を活用し、新たに400ヘクタールの緑も創出する。このほか、低廉で効果の高い緑化技術に対する表彰や、緑化に関するシンポジウム、先進的な緑化技術の展示会などを積極的に実施。民間事業者らによる自主的緑化の取り組みの促進を目指す。
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