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東日本高速会社 海外の業務を初受注 アルジェリアで鹿島JVに技術支援20070629建設工業
東日本高速道路会社は28日、アルジェリアの高速道路事業に技術支援を行うと発表した。同事業をアルジェリア公共事業省高速道路公団から受注した鹿島・大成建設・西松建設・ハザマ・伊藤忠商事JV(COJAAL)に、発注機関として旧日本道路公団時代から蓄積した高速道路建設の技術とノウハウを提供する。27日に鹿島JVと契約した。同社が海外の高速道路事業で、業務を受注したのは初めて。
具体的には、現在作業が進む詳細設計に、完成後の維持管理を考慮した施工方法などを助言する。同事業では延長2キロを超えるトンネル建設も含まれており、トンネルに設置する換気や防災関連の設備について、同社が設けている基準や要領といったノウハウを提供する。いずれもゼネコンなどには得にくい発注機関ならではのノウハウで、現地に2人の技術者を派遣する。
鹿島JVが受注したのは、地中海に面するアルジェリアを東西に横断する全長1200キロの高速道路建設計画のうち、東工区(チュニジアとの国境〜ボルジブ・アレリジ)の約399キロ。トンネル、橋梁、横断構造物で構成する。道路の形状は片側3車線の上下6車線。工期は06年10月から10年2月まで。工事金額は約5400億円(税込み)。日本企業が海外で受注したインフラ整備事業では過去最大級の規模という。
東日本高速会社の井上啓一社長は28日の記者会見で、「旧公団時代はJICA(国際協力機構)などの協力要請に基づいて派遣してきたが、(今回は)経済ベースの仕事。海外事業の経験を積み、日本のゼネコンやコンサルと協力しながら、今後もチャンスがあれば海外事業へ参画していきたい」と海外受注の拡大に意欲を示した。
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