|
水産総合研究センター、海藻類などからのバイオエタノールの生産収量を確認20080325日経
海藻類等からのバイオエタノールの生産収量を初めて確認
独立行政法人水産総合研究センターでは、東京海洋大学ほかとの連携により、海藻類等からのバイオエタノールの単位重量あたりの生産収量を初めて明らかにしました。
地球温暖化対策の一つとして、バイオマス資源からエタノールを生産する技術が注目を集めています。現在、陸上植物バイオマスからエタノールを作る研究がさかんに行われていますが、海藻類など水生植物を原料としたエタノール生産の研究はほとんど行われてきませんでした。日本は、国土面積は小さいのですが、排他的経済水域の面積では世界6位で、海洋を生産の場にしたバイオエタノール生産技術の開発に大きな期待が寄せられています。
このような背景のもと、独立行政法人水産総合研究センターでは、東京海洋大学ほかと連携し、水産庁の「水産バイオマスの資源化技術開発事業」予算により、平成19年度から海藻等を原料としたバイオエタノール生産技術の研究を始めています。この成果として、東京海洋大学浦野教授と当センター内田主任研究員らのグループは、海藻(アオサ)や水生植物(ホテイアオイ)を原料として発酵法によりエタノールを生産する際の、単位重量あたりのエタノールの収量をアオサで乾燥重量の10%、ホテイアオイで乾燥重量の16%と初めて確認しました。
今後はエタノール収量の向上が実用化への鍵と考えられます。
なお、本研究に関連する詳しい内容は東海大学海洋学部で開催される平成20年度日本水産学会春季大会で発表される予定です
|