|
横風?を受けて橋脚が傾く、熊本・錦川歩道橋を緊急撤去20080501日経コンストラクション
国土交通省九州地方整備局熊本河川国道事務所は4月25日から26日にかけて、熊本県玉名市の国道208号に架かる錦川歩道橋を緊急撤去した。歩道橋の鋼管製橋脚が傾き、突風や地震などで倒壊する恐れがあるからだ。
橋脚が傾いているのがわかったのは4月18日。徒歩による巡回点検の際に、熊本河川国道事務所の職員が見つけた。調べてみると北側の橋脚が最大118mm、南側の橋脚が最大75mm、南西側にそれぞれ傾いていることがわかった。
歩道橋の状態や安全性について九州工業大学工学研究院の久保喜延教授に調査を依頼。25日、現地で調査したところ突風や地震などの影響で最悪の場合、倒壊する恐れがあるとわかった。九州地方整備局は同日中に緊急撤去することを決めた。
撤去作業は国道208号の歩道橋の前後を全面通行止めにして行った。25日午後9時から作業を開始し、26日午前6時ごろには終えた。撤去作業には歩道橋の横で繁根木(はねぎ)川の護岸工事をしている建設会社も協力した。
歩道橋は完成が1972年と古く資料は残っていないが、上から見ると直線形状をしている。熊本河川国道事務所は「横から橋桁に風を受けて、徐々に橋脚が傾いたのではないか」とみている。歩道橋の横の繁根木川で護岸工事をしているが、「橋脚の基礎や路面にひび割れが見られないので、工事の影響で橋脚が傾いたのではない」と同事務所は判断している。
|