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青木あすなろ建設 M&Aで量と質拡充 みらい子会社はGWA内で再編へ20080501建設工業
民事再生手続きを進めるみらい建設グループ傘下の事業会社の再建支援に乗りだす青木あすなろ建設の朴木義雄会長はこのほど、日刊建設工業新聞社のインタビューに応じ、今後のM&A(企業の合併・買収)戦略や経営目標などについて語った。M&Aについては「グループの駒がそろい、横の事業領域はかなり広がった」として、今後は「施工の直営化といった縦の領域を伸ばしたい」との意向を表明。同社は10年度に連結受注高2000億円、経常利益率3%の目標を掲げた中期計画をスタートさせており、M&Aの相乗効果で量と質の拡充を目指す考えだ。
みらいグループ傘下の事業会社支援について、朴木会長は「市場の先行きと当社グループの海洋土木事業の今後を冷静に見極めた上で受け入れを決めた。建設業界で永続的に発展していくことを考えると、選択肢が多いところが勝つだろう」とその理由を説明。親会社の高松建設と合わせて総額約40億円を投じ、早期に再建をバックアップする考えを示した。
高松建設とともに形成する企業グループ「グリーン・ウッド・アライアンス」(GWA)の枠組みの中で、みらいグループの事業会社を再編する考えも表明。具体的には「みらい建設工業には海洋分野に特化した新会社に生まれ変わってもらう。それ以外の官庁・民間部門は基本的に当社や高松建設がGWAを通じて吸収していく」とする一方、「みらい建設は三井不動産をはじめ特定先とのつながりが深く、関連する事業分野は残す。三井不物件のメンテナンスを行う(みらい建設子会社の)エムズは、GWAで同業系のやまと建設との合併または独立性を維持した方がいいのかをよく検討したい」と述べた。
他の事業会社では、みらいジオテックを同じく土壌・地盤改良事業を展開するGWAの東興建設と、保険・不動産事業を手掛けるニューイーストをGWAの日本建商とそれぞれ再編する計画を明らかにした。今後の提携戦略については、「グループにとってプラスになると判断できれば、さらなるM&Aもあり得る」と明言。特に施工部門の直営化、地域的な強みを持つ企業との提携などを検討対象に挙げた。
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