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島根県が200橋の補修計画を作成、架け替えに比べて約300億円を削減20080530日経コンストラクション
島根県は5月9日、2007年度から始めた「橋梁長寿命化修繕計画」のうち、県内の200橋の補修計画を作成したと発表した。作成した計画通りに補修を実施すれば、今後60年間にかかる事業費を、すべて架け替えた場合に比べて約313億円、削減できる。
「橋梁長寿命化修繕計画」は、2007年4月1日時点で県が管理する2568の道路橋が対象。各橋の健全性を調査したうえで、2568橋の補修計画を4年間で作成する。予防的な補修で橋の健全性を高め、修繕規模の縮小や架け替え回数の削減を図り、予算の平準化やコストの低減につなげる。
2007年度の作業では、まず、対象となった200橋をそれぞれ点検して部材ごとの健全度を5段階で評価した。橋の役割や立地条件などを勘案して設定した各橋の重要度とこの評価とを踏まえ、補修の優先度を決めた。さらに、劣化状況に合わせた標準的な補修工法を想定して施工単価を設定し、補修費用も算定した。
県の試算では、計画に沿って補修すれば、橋の寿命は25〜50年程度、延びるという。さらに、今後60年間の補修費用は約200億円で、補修などはせずにすべて架け替えた場合の約513億円に比べて、約313億円の節約効果があることもわかった。
県によれば、2007年4月時点で補修計画作成の対象となっている2568橋のうち、建設後50年を経過した橋は約1割の260橋。しかし、20年後には1147橋と、約半数に増える。
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