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国交省の工事で新技術活用率が上昇、目標の30%を突破20080701日経コンストラクション
国土交通省は6月25日、新技術活用システム(NETIS)に登録されている新技術について、2007年度の活用状況を発表した。国交省が実施した工事のうち、新技術を活用した工事の割合は、全体の3割を超えた。
国交省の調査によると、2007年度に北海道開発局と八つの地方整備局が手掛けた工事の件数は1万3453件で、このうち、NETISに登録された新技術を一つ以上活用した工事の件数は4255件だった。
この結果、新技術を活用した工事の比率は、前年度比で10.1ポイント増の31.6%となり、国交省が2004年に目標として掲げた30%を達成した。
北海道開発局と八つの地方整備局、それぞれにおける新技術の活用率をみると、四国地方整備局を除く八つの局が前年度比で上昇した。
活用率が最も高かったのは42.5%の四国地方整備局。前年度比で3.8ポイント下がったものの、2年連続でトップとなった。2番目は、2006年度の14.8%から大幅に伸びて42.2%となった東北地方整備局。3番目は41.6%の中国地方整備局だった。
一方、活用率が最も低かったのは21.7%の中部地方整備局。以下、低い順に、22.1%の関東地方整備局、28.3%の近畿地方整備局が続く。
国交省は、NETISに登録された新技術の中でコスト削減や工期短縮などに有効な技術を「有用技術」として選定している。2007年度で最も活用回数が多かった有用技術は「パワーブレンダー工法」。スラリー状のセメント系固化剤を地中に噴射して対象土とかくはん混合する地盤改良工法で、活用回数は101回に上った。施工効率がよく、コスト削減と工期短縮を両立できる。
次に多かったのは、舗装路面のセンターラインを切削するなどして車線外への逸脱防止用の凹凸を設ける「ランブルストリップス」。センターポールなどを設置する従来工法よりコストが安く、工期も短縮できる工法として利用が進み、活用回数は65回に及んだ。
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