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エタノールの簡易製造装置を開発 島根のNPOと三菱農機子会社20100408日経
特定非営利活動法人(NPO法人)のしまねバイオエタノール研究会(松江市、和泉敏太郎理事長)と三菱農機の全額出資子会社、菱農エンジニアリング(島根県東出雲町、遠藤宗比古社長)などは、簡易型のエタノール製造装置を開発した。小型・自動化したのが特徴。今後、農業生産法人や食品メーカーなどに販売する。
新装置は経済産業省のモデル事業で、大学などと協力し5000万円あまりを投じた。主食用ではない多収穫米や食品廃棄物から99.5%以上の無水エタノールを製造することに2月に成功した。年間1200リットルのエタノールを製造できるが、実際の商業プラントは約8倍の規模になる。
ガソリンのかわりになるエタノールの製造に必要だった液化、発酵など4工程のタンクを1つにした。また制御装置により工程管理に人手がかからないように工夫した。
年内に菱農エンジニアリングが販売する。価格は今後詰めるが、量産化などで数百万円の規模に抑えたいという。島根県を中心に全国で販売し、海外展開も検討する。
一定の地域内に複数の製造装置を設け、そこで製造されたエタノールを1カ所で蒸留・脱水する分散型システムを想定している。現在は大型工場で製造するのが主流だが、今回の装置は小型なので山あいでも利用でき、耕作放棄地の解消にもつながるという。
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