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九州新幹線:クレーンが送電線に接触し停電 46本運休20121112毎日
12日午前9時10分ごろ、熊本市中央区で九州新幹線の架線にクレーン車のアームが接触して停電した。一時、全線で運行を見合わせ約6時間後に復旧したが上下46本が運休、13本が最大約6時間半遅れ約9000人に影響した。
JR九州などによると、クレーン車(重量約85トン)は熊本駅北約2キロの在来線高架化の工事現場で鋼鉄管(重さ約1トン)を運搬。雨水排水用の地下水路上を走行中に地面が陥没して転倒し、高さ約18メートルのアームが地上約15メートルの架線に当たった。停電直後、熊本−新八代間を走行中の博多発鹿児島中央行き下り「つばめ333号」が緊急停止したが、けが人はなかった。
同日午後3時15分の復旧まで、熊本駅は足止めを食った利用者で混雑した。
仕事で小倉行きに乗る予定だった熊本市東区尾上、自営業、牧野晃大さん(32)は「仕事にはもう間に合わない。事故は仕方がないが事後処理が遅すぎる」と疲れ切った表情。岐阜県から鹿児島に旅行に行く予定だった岐阜県下呂市金山町、無職、星谷益美さん(74)は「新幹線のさくらに乗るためにわざわざ岐阜から来たのに」とがっかりしていた。
国土交通省九州運輸局は同日、長時間に及ぶダイヤの乱れで「利用者に多大な影響を与え遺憾」として、JR九州に原因究明と再発防止策を求め文書で警告した。
JR九州の唐池恒二社長は「多くのお客様にご不便をかけおわび申し上げます」とのコメントを出した。【松田栄二郎、志村一也】
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