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郵便局のミスで道路工事入札に参加できず、栃木市20121220日経コンストラクション
栃木県栃木市が11月28日に開札した道路工事入札で、郵便局のミスのために参加できなかった建設会社が2社あることが分かった。各社が局留め郵便で提出した入札書のうち2通を、郵便局員が市の担当者に渡し忘れたという。
入札の対象は栃木市藤岡町内の延長108.5mの市道を拡幅する工事で、予定価格は1542万円。同町内に本店があることなどを条件とした一般競争入札だった。入札書は一般書留か簡易書留、特定記録郵便のいずれかの発送方法で、11月27日までに町内の藤岡郵便局に局留めで送ることになっていた。市職員が27日に郵便局へ出向いて入札書5通をまとめて受け取り、市藤岡総合支所へ持ち帰って翌日に開札した。落札価格は1472万6000円だった。
しかし、郵便局に届いていた入札書は7通で、うち2通を担当局員が「不注意のため」(日本郵便総務部)局留め郵便物の保管庫の中に置き忘れていた。市に渡す局留め郵便物の書類上の通数と、受領証の枚数が一致しないことが後で分かり、局員が入札書2通を11月28日に藤岡総合支所へ届けに行ったが、間に合わなかった。市は入札での郵便事故に責任を負わないことを入札規定(事後審査型条件付き一般競争入札共通事項)に明記しており、2社を通常の不参加扱いとした。
栃木市と日本郵便は、入札書2通の発送方法がどれだったかは明らかにしていない。もし一般書留なら、郵便局は郵便事故に500万円を上限として賠償金を支払う。ただし賠償額は郵便料金の加算額などに応じて決まり、届かなかったことで送り主がどれほど損害を受けたかは反映されない。
日本郵便は12月13日、今回の事故の情報を全支社に伝えて、再発を防止するよう注意を喚起した。
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