社会人(建設業社員)としての基礎知識

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4月請負額40%増/東保証11年ぶり1兆円超え/12年度大型補正が影響20130516建設通信

 東日本建設業保証がまとめた公共工事の動向によると、4月単月の請負金額は、前年同月比39.6%増の1兆0217億円で、2002年以来、11年ぶりに4月単月で1兆円を超えた。環境省の大規模な除染業務が押し上げているほか、国、都道府県、市区町村がいずれも大幅に増加しており、12年度大型補正予算の発注が進んだことが増加に大きく寄与したとみられる。

 4月単月の件数は29.9%増の1万0670件。請負金額別で見ると、500億円を超えた環境省の除染業務が含まれている5億円以上の大規模工事が48.5%増、5000万円以上5億円未満の中規模が30.1%増、5000万円未満の小規模工事が40.3%増で、全階層が増加した。

 発注者別では、国が127.5%増の1259億円、独立行政法人などが2.2%増の1379億円、都道府県が26.7%増の3301億円、市区町村が51.8%増の3616億円で軒並み増加した。中でも、4月に入ってから請負契約が締結された分(請負契約日と保証契約日の間にタイムラグがあるため、4月の請負金額には3月の請負契約の一部も含まれる)だけでも、国が86.6%増、都道府県が46.5%増、市区町村が51.9%増となっており、12年度大型補正予算の発注が増加に影響しているとみられる。

 工事場所別では、東北が62.4%増と大きく増加しただけでなく、北陸が49.5%増、関東が31.0%増、甲信越が20.1%増、東海が17.1%増、そのほかが86.2%増で、東日本大震災の被災地以外にも影響が及んでいる。

一般化推進5、実用化検討1件/国交省/情報化施工適用で通達20130516建設通信

 国土交通省は、情報化施工で活用する一般化推進技術5件と実用化検討技術1件を定め、15日以降に契約手続きに入る工事で適用するよう、各地方整備局と北海道開発局に通知した。一般化推進技術には、2012年度まで実用化検討技術だった「TS・GNSSによる締固め管理技術」「MC・MG(ブルドーザー)技術」「MG(バックホウ)技術」の3件を新たに追加。実用化検討技術は、これまで確認段階技術だった「TSによる出来形管理技術(舗装工)」1件となった。各技術の活用に向け、総合評価落札方式や工事成績評定での加点措置も講じる。

 通知では、一般化推進技術と実用化検討技術を指定した上で、その普及促進に関する措置や環境整備を各整備局などに求めた。普及促進に向けた取り組みとしては、施工者からの提案で情報化施工技術を活用する工事の場合、技術の活用を総合評価の評価項目に設定することを明記。配点などは各整備局などに委ねた。発注者指定型工事でも、予定価格を積算する際に技術の活用に必要な費用を計上することにした。

 受注者が円滑に情報化施工技術を導入するための環境整備に向けて、これまで発注者が設計図書の照査や施工管理で必要となる3次元データを作成していたものを、受注者が作成するように改めた。発注者は、データ作成に必要となる詳細設計時のCADデータや関連工事の関係図書などを受注者に貸与する。

 国交省は通知と合わせて、目標活用率や確認段階技術の対象技術などを示した事務連絡も送付している。一般化推進技術の目標活用率は、追加した3件では13年度を15%に設定している。12年度までに対象となっている「TSによる出来形管理技術(土工)(1万m3未満)」「MC(モーターグレーダー)技術」の2件は、13年度には60%まで活用率を高め、14年度以降の一般化技術への移行を目指す。実用化検討技術は、各年度で整備局ごとに5件以上で活用する。

空調大手/5社が前期受注上回る/三機、新日本、大気は増収増益20130516建設通信

 空調大手6社の2013年3月期決算が15日、出そろった。先行きの業績の指標となる受注高(連結)は、朝日工業社、新日本空調、大気社、ダイダン、高砂熱学工業の5社が前期を上回った。また、三機、新日本、大気の3社は増収増益でダイダンを加えた4社は経常利益を2桁伸ばした。次期繰越工事も4社が前期を上回っている。大気社の連結の売上高2160億円は過去最高、経常利益100億円超えは1993年3月期(104億円)以来20年ぶりで売り上げ増が利益を押し上げた。次期は、4社が受注増、4社が増収、5社が増益を見込む。

 朝日工業社の設備工事受注は660億円で前年同期を24.8%上回った。完成工事高は539億円で3.6%減り、受注採算の悪化から総利益率も低下し、設備工事業の営業損失は前期の1億2000万円から11億5900万円に膨らんだ。

 三機工業単体の建築設備の受注高は1305億円で0.2%増の横ばいにとどまった。内訳はビル空調衛生が643億円で5.7%増、産業空調が391億円で11.4%減、電気が184億円で2.1%増、スマートソリューションが46億円で25.1%増、ファシリティシステムが40億円で14.7%増えた。「受注高は前期の長期複数年保守契約一括計上の変更による影響額(80億円増)を除くと、ほぼ前期並みを確保した」(同社)。

 新日本空調単体の受注高は、国内一般が744億円で7.0%増、原子力が84億円で11.8%増えた。連結の受注高905億円、6.4%増は「今期最終の中期経営計画の目標870億円を1年前倒しで達成した」上、「受注、完工、繰り越し、利益の『増の4冠』を2期連続で達成した」(高橋薫社長)。海外はシンガポール、上海、スリランカの3現地法人すべてが営業黒字化した。

 大気社単体の環境システム事業部の受注工事高は、678億円で3.1%減った。内訳はビル空調が360億円で13.7%増、産業空調が318億円で16.9%減った。完成工事総利益率が1.5ポイント低下し、完成工事高の減少とあいまって総利益は減った。
 ダイダン単体の受注高は、電気が236億円で5.6%増、空調が705億円で4.5%増、水道衛生が240億円で11.1%減った。為替差益に転じた上、完成工事総利益率の上昇により利益は回復した。
 高砂熱学工業単体の受注高は、一般設備が1432億円で5.2%増、産業設備が486億円で18.3%減った。次期は受注、売り上げともほぼ横ばいだが、「現場力、現場管理を強化するとともに全社員で現場を支援するほか、集中購買による原価低減、リニューアルの採算性を改善するなど、増益を見込む」(大内厚社長)。

大手・準大手ゼネコン26社の2013年3月期決算/建築の粗利低下深刻/苦戦、10社が営業赤字20130516建設通信

 大手・準大手ゼネコン26社の2013年3月期決算が15日までに出そろった。工事利益の確保に苦戦した企業が多く、営業赤字となった企業は10社。特に建築事業の完成工事総利益(工事粗利)の落ち込みは深刻な状況にある。一方、受注高が前期を上回ったのは18社。政府の経済・金融政策に対する期待もある半面、「現時点では実体経済への影響は限定的」(準大手)との見方が大半を占める。受注、利益面ともに好転材料に乏しく、今後も引き続き厳しい舵(かじ)取りを迫られそうだ。

 建築の収益悪化が原因で営業赤字となった社が多いものの、土木でも利益を出せなかった企業もある。工事粗利率は全体で4.6%。土木が7.1%、建築は3.2%となっている。建築の多くを占める民間工事では、「発注者が過度な価格競争をあおっている」(大手)という構図もあり、粗利率はもともと土木に比べて低い。そこに労務費や資機材価格の上昇という課題が上乗せされ、収益の悪化が想定を上回った。

 大手と準大手の差も広がっている。特に建築で顕著で、その差は4.4ポイントもある。次期の見通しについては、改善を予想する企業が多いものの、競争環境が緩和されるとの見通しではなく、「必達目標としての位置付け」(準大手)でもある。

 多くの企業は、経営努力によって販管費率を4%台にまで引き下げている。このため「どんなに控えめに見ても5%台の粗利はほしい」(準大手)。でなければ企業としての継続的な成長はおろか、事業の存続すら危ぶまれる。

 赤字覚悟の戦略的な低価格受注、採算すれすれの受注だったが最終的に利益を生み出せた工事、あるいはその逆のケースなど、個別工事の採算はさまざまだ。こうした中、日本建設業連合会による「民間工事における適正な受注活動の徹底に関する決議」の実効性にも期待が高まっている。ただ、決議の意義や重要性は噛みしめつつも、「欲しいモノ(工事)はほしい、といった場面も出てくるだろう」(大手)という本音も見え隠れする。

受注は18社が伸び
 受注高は、26社中18社が前期を上回った。公共投資は復興需要を中心に堅調に推移した一方、民間設備投資は伸び悩み、市場環境は本格的な改善までに至っていないというのが各社の共通認識だ。

 土木は前期に受注した災害廃棄物(がれき)処理業務の反動などで9社が前期を下回り、建築は民間設備投資が低調な中で17社が上回った。

 依然厳しい競争環境の下、今後も労務費や資材費の上昇に対する懸念はぬぐえないため、14年3月期の受注高は、各社いずれも量より質を重視した目標を設定。赤字見込み工事の受注回避に向けた取り組みをトップダウンで徹底しているところもあり、15社が前期実績を下回る目標を立て、採算重視の姿勢を鮮明にしている。

 これまで各社とも利益重視の受注を進めてきたはずだが、今回の決算では厳しい数字を突き付けられた。今後、利益志向はさらに鮮明さを増す見通しだが、それに伴う受注量の減少をどこまで抑えられるか。こうした量と質とのトレードオフとどう向き合うか、バランス感覚がこれまで以上に求められる。

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