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建設大手4社の営業利益が減少、2013年3月期決算20130521日経コンストラクション
鹿島、大成建設、大林組、清水建設の建設会社大手4社の2013年3月期決算(単体)が出そろった。
本業の実力を示す営業利益は全社で減少した。各社とも、東日本大震災の復旧・復興工事に伴う労務費上昇などで建築工事の利益率が低下。さらに、鹿島と大成建設では海外の土木工事の一部で採算が悪化した。
完成工事総利益率(粗利益率)は、建築工事で全社で悪化したほか、土木工事では清水建設を除く3社で前期を下回った。清水建設の土木工事の粗利益率が改善したのは、海外工事で追加請負金を獲得できたことが大きかった。
14年3月期は、大林組を除く3社が営業増益を見込んでいる。鹿島と大成建設では海外土木工事などで採算が改善するほか、清水建設では建築工事で低採算工事が減少する。減益予想の大林組は、労務費や材料費の上昇によって建築工事の利益率が低下し、土木では一部の工事で採算が悪化すると見込む。
大手4社以外も含めた主要建設会社の決算の詳報は、日経コンストラクションの6月10日号に掲載する。
売上高
カッコ内は対前期増減率(%)
会社名 土木(百万円) 建築(百万円) その他(百万円) 全体(百万円)
鹿島 269,492(▲5.1) 745,925(▲0.3) 54,508(▲19.7) 1,069,925(▲2.8)
大成建設 236,736(7.8) 816,337(5.2) 32,550(9.1) 1,085,624(5.9)
大林組 224,916(20.5) 825,439(9.1) 34,768(69.3) 1,085,125(12.6)
清水建設 214,369(▲4.6) 937,941(2.6) 65,030(42.2) 1,217,341(2.7)
受注高
カッコ内は対前期増減率(%)
会社名 土木(百万円) 建築(百万円) その他(百万円) 全体(百万円)
鹿島 241,357(▲20.9) 754,704(0.9) 57,549(19.8) 1,053,611(▲4.3)
大成建設 263,909(7.8) 773,966(▲2.3) 34,340(▲14.2) 1,072,217(▲0.5)
大林組 248,449(1.4) 853,216(9.1) 35,960(56.9) 1,137,626(8.4)
清水建設 172,252(▲29.8) 939,120(3.1) 48,537(82.4) 1,159,910(▲2.0)
利益
カッコ内は対前期増減率(%)
会社名 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 当期純利益(百万円)
鹿島 1,315(▲92.6) 12,214(▲48.8 ) 8,725(―)
大成建設 22,373(▲18.6) 22,431(▲8.8) 12,429(297.4)
大林組 14,200(▲35.5) 24,500(▲8.2) 6,000(243.9)
清水建設 2,354(▲85.8) 12,115(▲32.9) 5,680(2.2)
完成工事総利益率
カッコ内は2012年3月期
会社名 土木(%) 建築(%) 全体(%)
鹿島 3.5(8.1) 6.2(6.7) 5.5(7.1)
大成建設 6.2(10.2) 6.3(8.6) 6.3(8.9)
大林組 8.7(14.9) 5.7(6.8) 6.3(8.4)
清水建設 9.4(8.2) 2.6(5.1) 3.9(5.7)
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