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鹿島/遊休地にメガソーラー建設/栃木県那須町で着工、運用ノウハウ蓄積へ20130509建設工業
鹿島は8日、栃木県那須町に所有する遊休地で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設に着手したと発表した。最大出力は約2メガワット。年内の完成、発電開始を目指す。再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を利用し、全量を東京電力に売電する。鹿島が太陽光発電による売電を行うのは初めて。施設の設計・施工技術に加え、運用段階のノウハウも蓄積し、顧客への提案活動に生かしていく。
建設地は同社が保有・運営するゴルフ場「那須ちふり湖カントリークラブ」の隣接地(那須町豊原乙大畑)で、約3ヘクタールの敷地を利用。年間の発電量は一般家庭約550世帯分の消費電力に相当する約200万キロワット時を想定している。太陽電池モジュールはネクストエナジー・アンド・リソース製を採用。施設の運営・維持管理は鹿島建物総合管理とネクストエナジー・アンド・リソースが担当する。投資額は約5億5000万円。
鹿島は、1990年代から太陽光発電施設の工事に取り組む一方、09年度からは自社の現場事務所屋上に太陽光発電パネルを設置。発生した電力を利用して事務所の二酸化炭素排出量を削減する「鹿島『現場deソーラー』プロジェクト」を展開し、パネルの耐久性評価や不具合への対処法などの技術を蓄積してきた。
今回着工したメガソーラー事業では、事業計画段階で電力会社と行う系統連携協議などのノウハウを習得。地形に合った設備の選択や配置方法、基礎・架台の開発に向けたデータも収集する。モジュールの故障診断と発電状況のモニタリングを実施する新たな遠隔監視システムも構築するなど運用段階のノウハウを継続的に蓄積する。
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