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安全対策が完了した通学路は6割弱20130614日経コンストラクション
文部科学省と国土交通省、警察庁が合同で点検した結果、全国の公立小学校などの通学路で安全対策が必要な箇所は、合計7万4483カ所。このうち、2013年3月末までに対策を完了したのは4万2662カ所と、全体の57%にとどまった。3省庁がそれぞれ5月31日に発表した。
集団登校中の児童などに車が突っ込んで10人が死傷した2012年4月の京都府亀岡市の事故をはじめ、登下校時の交通事故が相次いだことから、3省庁は連携して通学路の点検を実施。公立の小学校と特別支援学校小学部の合計約2万校の通学路から、車道と歩道が分離されていない場所など、何らかの安全対策が必要な箇所を同年8月末までに7万4483カ所抽出した。
対策は地元と調整しながら進めており、13年3月末までに安全対策を完了したのは4万2662カ所。そのうち、2万2818カ所では道路管理者が新たに歩道を設けたり路肩を拡幅したりしたほか、カラー舗装を導入するなどして対策を終えている。
警察による対策は、信号機や横断歩道の設置などで、13年3月末までに1万2263カ所で完了した。警察による対策が必要な箇所の62%に当たる。
教育委員会や学校による安全対策が必要な箇所は、2万8925カ所。通学路を変更したり、ボランティアによる見守りを実施するなど、13年3月末までに2万6077カ所で完了した。
安全対策を終えた箇所の数は、12年11月末時点の2万2714カ所から、13年3月末時点には4万2077カ所へと増えているものの、43%は未対策のまま。なかでも、道路管理者による対策が進んでおらず、必要な箇所の半分にとどまっている。
国土交通省によれば、用地買収が必要な場合もあり、「道路管理者によるすべての対策が完了するのがいつごろになるか、6月13日時点で見通しはたっていない」(同省)。
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