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7割の自治体が主任技術者の兼任要件緩和、発注増に対応20130620日経コンストラクション
主任技術者の兼任要件を緩和する措置の適用が、全国の自治体で拡がっている。国土交通省が2月に通知してから、都道府県と政令市のうち38自治体が適用を決めた。同省が6月5日にまとめた調査結果で、東日本大震災の被災地などで通知前から適用していた自治体を含め、全国67自治体の約7割で適用していることが分かった。
■主任技術者に対する兼任要件の緩和措置の適用状況
回答 都道府県 政令市 合計
通知前から適用 7(14.9%) 1(5.0%) 8(11.9%)
通知後に適用 31(66.0%) 7(35.0%) 38(56.7%)
今後、適用予定 3(6.4%) 3(15.0%) 6(9.0%)
予定なし 6(12.8%) 9(45.0%) 15(22.4%)
数字は自治体数。カッコ内は割合(資料:国土交通省)
国交省は、二つの工事現場が5km以内の近接した場所にあるなどの要件を満たせば、両現場で主任技術者の兼務を認めるよう、全国の自治体に2月5日付で通知していた。2012年度補正予算に盛り込んだ大量の公共事業を迅速に執行できるように、東日本大震災の被災地で適用していた緩和措置を全国に拡大したものだ。
調査は、47都道府県と20政令市の計67自治体を対象に実施し、4月末時点の回答をまとめた。通知後に緩和措置を適用したと回答したのは57%の38自治体。通知前から適用していた8自治体(12%)を合わせると、約7割の46自治体が適用済みだった。
一方で、22%の15自治体は適用の予定が無いと回答した。そのうち、群馬県が「当面、発注ロットの大型化や発注件数の平準化で対応する」など、発注量の増加に対して独自の取り組みを進めている自治体もある。島根県や香川県、大阪市では適用を検討中だと回答した。
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