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コマツ、建設現場を3次元データ化 新型建機でドローンやITを活用20151007Sankeibiz
コマツは6日、ステレオカメラを搭載し、施工現場の全てのエリアを3次元データで完全に把握できる建設機械を開発したと発表した。小型無人機(ドローン)やITを駆使し、建設現場の作業を効率化させる「スマートコンストラクション」と呼ばれる事業の一環。今後、建設現場の人材が不足している国内をはじめとする先進国などで導入を増やす。
コマツが開発した建機は車体にステレオカメラを搭載し、周辺の地形形状を高速、高精度に計測できる。同社以外の建機が施工した地形も計測し、瞬時に3次元データに変換する。このデータをインターネット上で送信・蓄積し、現場の進捗(しんちょく)管理や施工の効率化を図れるという。
同社は今年2月からITを使って、施工前から作業完了まで一貫して建設現場をサポートする「スマートコンストラクション」を国内で開始した。
時間がかかる測量作業をドローンで行い、3次元にデータ化した設計図面を制作。最適な工期や人員を割り出し、効率的な手順を提案する。さらに手順を建機に読み込ませ、自動に作業できるという。
国内では2025年に130万人の建設労働者が不足するとの試算もある。コマツの四家千佳史執行役員は6日に千葉市で開いた説明会で、「国内の建設業は中小が多く、ITの運用が課題になる。このサービスで課題を解決したい」と語った。
スマートコンストラクションは国内のみの事業だが、今後、人手不足が予想される先進国での展開も視野に入れている。コマツは同事業で売上高100億円の早期達成を目指す。
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