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全建ブロック会議・近畿/二封筒事後審査廃止含め改善を/強い産業つくる施策要望20161013建設通信
全国建設業協会(近藤晴貞会長)傘下の近畿建設業団体協議会(2府5県の建設業協会で構成、当番幹事・岡野益巳京都府建設業協会会長)は12日、京都市のホテルグランヴィア京都で2016年度近畿ブロック会議を開いた。協会側は、安定的な公共事業予算の確保や、担い手の確保・育成、i−Construction(アイ・コンストラクション)推進に必要な施策などを要望。入札契約制度関連では、落札者決定までの期間が長く参加者の負担も大きい二封筒事後審査型入札の廃止も含めた手続きの改善を求めた。
岡野会長は「首都圏と比べて関西圏の工事量は減少している。地域建設業は先の見通しが立たない状況にあり、早期の補正予算執行をお願いしたい」とあいさつし、地域を支える足腰の強い建設産業をつくっていくための施策展開を求めた。
国土交通省の海堀安喜官房建設流通政策審議官、五道仁実官房技術審議官、池田豊人近畿地方整備局長のあいさつに続き、近藤会長は「地域建設業が将来にわたって役割を果たしていくために本音で議論したい。地域が抱える諸課題について忌憚(きたん)のない意見を交換してほしい」とあいさつした。
公共事業予算について協会側は、工事量の地域間格差に加え、大手と中小の企業間格差が顕在化し、地域のインフラ整備・維持管理や災害対応を担う建設企業が疲弊している状況を訴え、持続的・安定的な確保・拡大を求めた。
担い手の確保・育成に向けては、政策的賃金を加味した設計労務単価のさらなる引き上げとともに、時間外労働の削減と休日の確保に必要となる工期設定や書類の簡素化などを要望した。また、若年入職者のモチベーションを保つためにも1級土木施工管理技士の受験資格緩和を求めた。
入札契約制度関連では、公共工事発注の減少に伴って受注競争が激化し、平均落札率が低下傾向にある状況を訴え、地方公共団体が参考基準にしている公契連モデルの最低制限価格、低入札調査基準価格の引き上げなどを求めた。
近畿地整の災害活動に対する評価については、活動の有無によって1−2点が加点されるが、災害の多寡による地域差が生じていることを指摘した。i−Conの推進に向けては、施工管理のために必要な機器やソフトウェア、職員の教育訓練などに要する経費の確実な計上を求めた。
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