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耐火、耐震でライセンス契約/竹中工務店/自社以外で利用可能20161208建設通信
竹中工務店は、耐火集成木材「燃エンウッド」の製造販売と、木質パネルによる耐震補強技術「T−FoRest Wall」の施工実施についてライセンス契約を締結する。これにより、自社以外での利用が可能となる。両技術の普及により、木造建築や耐震改修をさらに進めていく。
燃エンウッドは3層構成の耐火集成木材で柱や梁などの構造部材に使われる。これまでに6件の適用実績があり、現在も1件で施工が進んでいる。製造のノウハウを持ち、品質が確保できることから集成材メーカーの齋藤木材工業(長野県長和町、齋藤廣社長)、藤寿産業(福島県郡山市、蔭山寿一社長)、銘建工業(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)と年内に公共工事での製造・販売のライセンス契約を締結する。
契約内容は竹中工務店が所有する燃エンウッドの特許、大臣認定書、商標となる。適用範囲は国の機関や地方公共団体が発注する工事だが、今後は適用範囲の拡大も進めていく。
T−FoRest WallはCLT(直交集成板)などの木質パネルをRC造の柱や梁にエポキシ樹脂で固定する耐震補強技術で、RC耐震壁と比べ工期が半分で済み、コストも抑えられる。2015年の実用化以来、3件の採用実績があり、現在は3件の利用検討が進んでいる。これまで技術開発を共同で進めてきたことや、施工実績があることなどから専門工事会社のショーボンド建設(東京都中央区、藤井宗司社長)、ボンドエンジニアリング(大阪市、中谷士郎社長)、東邦アーステック(新潟市、辻欣哉社長)の3社と施工実施ライセンス契約を結び、11月から適用を始めた。
契約内容は竹中工務店が保有するT−FoRest Wallの性能証明の利用や、実施に関連する特許となる。
適用範囲は公共・民間建築物の制限はないが、性能証明の適用範囲内に限る。
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