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JR東日本、東京・中野区/中野駅施設基本設計公表/建物規模は2万平米20160614建設工業
◇駅ビル計画の見直し検討へ
JR東日本と東京・中野区が計画しているJR中野駅(東京都中野区中野5)に整備する駅ビルなどが入る施設の基本設計がまとまった。施設は駅ビル、橋上駅舎、南北通路で構成し、建物規模は延べ2万平方メートル程度。ただ、施工場所が軟弱地盤で難工事が予想されることや、作業が夜間となって工期が長期化することで工事費が増加することが判明。JR東日本は、工期短縮と工事費縮減に向けて駅ビル計画の見直しを検討している。
施設の基本設計は、ジェイアール東日本コンサルタンツとジェイアール東日本建築設計事務所が担当した。
基本設計によると、建物はS造地下1階地上5階建て延べ2万0712平方メートルの規模。高さは約29メートル。2階に橋上駅舎と南北通路、駅ビル店舗、3〜5階に駅ビル店舗を配置する。工事着手から開業までの工期は、橋上駅舎と南北通路は10年6カ月、駅ビルは12年5カ月かかるとみている。工事費は、橋上駅舎と南北通路が中野区の負担(約119億円)、駅ビルはJR東日本が負担(金額は非公表)する。
南北通路は、JR中央・総武線の線路をまたいで区役所や中野サンプラザなどがある駅北口地区(中野4丁目)と中野3丁目地区をつなぐ自由通路。延長は80メートル、幅員は19メートルを想定している。歩行者の動線を確保し、駅周辺地区の回遊性を向上させるのが狙い。
今後、JR東日本と中野区は、施設建設の工期短縮などに向けた協議を進める計画。施設と一体的に整備する新北口駅前広場(デッキを含む面積1万7600平方メートル)や地下駐輪場など公共基盤整備についても規模などを再検討する。検討終了後に実施設計に着手。各施設の施工者の選定方法や時期も両者で協議して決める。東京五輪が開かれる20年を予定していた施設の完成時期はずれ込む可能性が高い。
区は、「中野駅地区」としてJR中野駅周辺の再整備を3期に分けて進めている。12年6月に完了した1期事業では北口駅前広場(2400平方メートル)や東西連絡路を整備。2期事業で橋上駅舎と南北通路を整備する。3期事業では、新北口駅前広場と中野三丁目駅前広場(デッキを含む面積1200平方メートル)の整備を実施する。
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