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山口県/木屋川ダム再開発/アセス方法書を縦覧20160715建設工業
山口県は、木屋川ダム(下関市豊田町)の堤体をかさ上げする「木屋川水系木屋川ダム再開発事業」の環境影響評価方法書を取りまとめた。8月1日まで縦覧する。今後、幅広く意見を聞きながら調査・予測・評価を行い、その結果を環境影響評価準備書として作成、法手続きを経て評価書をまとめて事業着手する。木屋川ダムの健全度評価、再開発ダムの本体概略設計、施工計画検討を建設技術研究所で行っている。
木屋川ダムは、下関市豊田町大河内で1955年に竣工した重力式コンクリートダム。堤高41メートル、堤頂長174メートル、堤体積8万5000立方メートル、総貯水容量2175万立方メートルの規模で、洪水調節、上水道用水、工業用水、発電の機能を持つ多目的ダム。施工は清水建設が担当した。
県は、完成後も下流域で浸水被害が発生している状況を踏まえ、現在のダムを10メートルかさ上げし、洪水調節、流水の正常な機能の維持、既得用水の安定化を図る。
計画によると再開発ダムの規模は、堤高51メートル、堤頂長約220メートル、堤体積約15万立方メートル、総貯水容量3782万立方メートル、有効貯水容量3730万立方メートル。
本体工事は堤体基礎掘削工に先立ち、仮排水トンネルを掘削して河川流路を切り替えた後、ダム基盤岩盤まで掘削。基礎処理工を経て堤体コンクリートを打設し、放流設備や管理用設備工事を行う。このほか、施工設備として骨材プラント、コンクリート製造設備、濁水処理設備なども設置する。
発生土は付け替え道路など対象事業実施区域内で再利用することで発生を抑え、環境への負荷を低減する。
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