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国交省/下水道設備工事積算基準に工期要素追加を検討/設計変更円滑化狙い20160707建設工業
国土交通省は6日、下水道設備工事の積算基準に、新たに工期の要素を加える検討を進めていることを明らかにした。工期延長と工事費の増額に対応しやすくして受注者の追加コスト負担をできる限り減らすのが狙い。下水道を管理する地方自治体などの対応状況や導入時の効果などを調べた上で、国の積算基準に反映させる。
同日開かれた日本下水道施設業協会(会長・松木晴雄メタウォーター会長)との16年度の意見交換会で明らかにした。
協会によると、15年度に自治体と日本下水道事業団(JS)から会員企業が受注した3億円以上の下水道設備工事のうち、7割で設計変更の必要が生じたが、実際に工事費の増額が認められたケースは半分程度にとどまるという。協会はその要因の一つに、国の積算基準に工期の要素が含まれていないことを指摘する。
国交省は、積算基準に工期の要素を含めておけば、仮に設計変更で工期の延長が生じて工事費を再積算することになっても円滑に対応することができ、必要な増額分を適正に反映できるようになるとみる。
先行して16年度から処理場の管理棟工事などに適用している「下水道用建築・建築設備工事共通費積算基準」では、共通仮設費率や現場管理費率に工期の要素を取り入れている。
下水道設備工事は、処理場の運転を継続しながら土木・建築工事と一体的に行う必要があるため設計変更が生じやすい。特に今後増大する更新工事では、新設工事と比べ設計変更に伴う工期の延長が起きやすくなるとみられている。
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