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官公需法 16年度契約の基本方針/政府/目標率は55.1%20160802建設通信

【/中小企業「特段配慮」を明記/役務は51.8%】
 政府は、官公需法に基づく2016度の国などの契約の基本方針を固めた。国や独立行政法人などが中小企業・小規模事業者に発注する契約目標率は、15年度目標率を0.4ポイント上回る55.1%とする模様だ。7兆0400億円強の16年度官公需総額に占める中小企業・小規模事業者向け契約目標額は、3兆8800億円程度になるとみられる。このうち、工事の総予算額は3兆0800億円強で、中小の契約目標額が1兆6900億円程度、契約目標率は55%を若干下回ることになりそうだ。

 創業10年未満の新規中小企業の契約実績をまとめるのは今回が初めてで、契約全体で契約率が1.7%弱、契約額では1200億円弱になったとみられる。

 契約の基本方針は2日にも閣議決定する。新規中小企業の契約目標は、15年度に14年度契約実績(推計1%)と比べ、15−17年度の3年間で倍増にするよう努める、と設定済み。契約目標は今後の契約実績を踏まえ、目標設定のあり方などを必要に応じ適切に見直すことになる模様。

 官公需総額に占める新規中小企業の契約実績は、15年度の契約実績から各発注機関別に明らかにされることになっている。

 また、15年度の契約実績は、官公需総額7兆1000億円強に対し、中小企業の契約額は約3兆6300億円、契約率51.1%になった模様だ。

 物件、工事、役務で構成する官公需総額のうち、測量や地質調査、建設コンサルタント、建築設計を含む役務は、約2兆0900億円の16年度予算総額に対して、中小の契約目標額を1兆0800億円強、契約目標率を51.8%に設定する見込み。

 中小企業の受注機会拡大措置では、▽中小企業契約実績が低い発注機関に対し、改善に向けた取り組みを聴取▽熊本地震被災地中小企業の適正な納期・工期の設定と迅速な支払い、地元中小企業の適切な評価−−などを新たに盛り込む見通し。また、中小建設企業に対する配慮として、必要な工期を確保するための国庫債務負担行為の活用などによって、施工時期を平準化するなど特段の配慮を払う、と新たに明記するとみられる。

 このほか、法に対する努力義務が課されている自治体の役務や工事の発注で過度な低価格受注を防ぐ観点から、国は、低入札価格調査制度などの適切な活用が進むよう努めると示す見込み。

 各省庁や独法などの発注機関は、基本方針の閣議決定後、発注機関ごとに基本方針に即して「契約方針」を速やかに定めることになる。

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