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静岡県伊豆市/美術館建設準備委が基本構想答申/建設地は修善寺温泉場が適当20170124建設工業
静岡県伊豆市の美術館整備構想で、学識者と市民らで構成する美術館建設準備委員会(原京委員長)は、美術館基本構想をまとめ市に答申書を提出した。市にゆかりのある日本画コレクションなどを管理し伝えるためにも施設は「建設すべき」だとし、建設場所は修善寺温泉場が適当と判断。また、地域に結びついた施設とするため、官民協働による地域密着型の管理・運営が望ましいとした。
(仮称)伊豆市美術館基本構想答申書では、施設のコンセプトを▽適正な維持管理と次代への継承▽新たな地域文化創造拠点▽にぎわい創出に貢献する地域密着型の新たな観光拠点−とした。所蔵品の常設・企画展示機能のほか、市民の作品展示も可能なスペースも設けるほか、美術教育普及や情報発信などの機能確保を提言。ユニバーサルデザインを取り入れ、シンプルで使いやすく機能的な施設設計も求めた。また、建設地は作品にゆかりの深い修善寺温泉場が適当とし、具体的な候補地を早急に決定する必要があるとした。
答申を受け市は今後、教育委員会や市議会などに説明する。今後のスケジュールは未定だが、17年度当初予算に構想の具体化に向けた費用を計上したい考えだ。22年度の完成を目標に内容の熟度を高めていく。
市が所蔵する日本画や洋画、工芸品などの美術品は、旧4町の市町村合併の際に各町から引き継いだ。特に相原家(旧修善寺町)を中心に寄贈された117点の近代日本画は、横山大観の作品をはじめとした貴重なコレクションとなっている。当初は旧修善寺郷土資料館で展示していたが施設が閉鎖。市内の公共施設での展示公開も難しい状況にある。このため、15年2月に建設準備委員会を設置し、施設の必要性や機能、整備・管理方法などを検討してきた。
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