|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■ 週刊 ビジネスの基礎知識
■ <第158号>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ インターネットの台頭がもたらしたマーケティングの新法則 ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これまでマーケティングの分野では「20:80の法則」という考え方が
広く知られていましたが、インターネット上では新たな法則が生まれています。
それが、「ロングテールの法則」です。
ネット上での売上を調べると、今まで「80」に分類されていた、
少しずつしか売れない商品の合計売上高が、
無視できないほど大きな割合を占めていることがわかりました。
物品の販売以外にも、ページのアクセス数やオンライン広告などにも
同様の傾向が見られています。
ロングテールとは、一部の主力商品の売上よりも、
多数のニッチ商品群の売上合計高が上回っていることを意味しており、
今まで取るに足らないと、マーケティング上無視されることが多かった部分が、
売上のメインを担っているという状況を示しています。
では、「ネット」と「リアル」の世界で正反対の法則が成り立っているのは
なぜでしょうか。
それは、ネットとリアルのコスト構造の違いが多大に影響しています。
従来ならば利益効率を下げるとされ、売り場面積や在庫の関係上
整理される対象となっていたニッチな商品や、
コストがかかりすぎるために敬遠されていたニッチなサービであっても、
リアル世界のようなコストをかけることなく、
提供できるようになったためです。
ロングテール部分に着目し、大きな成功を生んだ代表例が、
アマゾンやグーグル広告です。
アマゾンでは部数のほとんど出ない本や、店舗では置かれない本の売上が
全体の40%くらいを占めているといわれています。
大量生産、大量販売の時代には光を浴びなかった「80」の部分が、
ビジネスチャンスをつかむ新たな切り口となっているといえるのでしょう。
今まで言われてきた常識を違う角度から見て新たな価値創造をすることも
今後経営者に問われる能力なのかもしれませんね。
|