残念ながら今ではあまり耳を傾けなくなってしまっているのは確かですが、
私は、クラッシックも大好きです。
今日は天気も下り坂、気温も低く朝からどんより曇りで、
少し切なささえ感じる1日となりました。
これから更に秋が深まっていきそうな感じです。
そんな寂しい感じのする今日、ふと目に留まったCDが、
このG.グールドのバッハ、ゴールドベルグ変奏曲でした。
アリアから始まり、第1変奏から第30変奏まで、
シンプルな基本のフレーズがどんどんと変奏されてその姿を変え、
時にはしっとりと、時には軽快に、時には切なく、時には激しく
どんどんと展開されていき、そして最後にまた
しっとりと静かなアリアで幕を閉じます。
バッハといえばグレン・グールド、と言われているほど
グールドはその独特な演奏力で一世を風靡し、当時(1950年代)
時の人とまでなった20世紀の偉大なピアニスト、
そして、この「ゴールドベルグ変奏曲」は特に有名な作品です。
そんなグールドの神業のような高い芸術性で展開されるピアノの調べは
本当に心に染み渡り、感動でしばらく動けなくなりました。
このCDこそ、もう30年近くも耳を傾けておらず、すっかり埃をかぶっていました。
それが今日、永遠に近い歳月の後また流れてきました。
あの頃の旋律そのままに。
音楽の持つ力は恐ろしい。
そんな遥か昔のことなのに、当時このCDに耳を傾けていた部屋、一緒にいた人、
また、手にしていた飲みかけの飲み物でさえも一気に鮮明に蘇ってきたのです。
18歳の頃、私はこんなに素晴らしい音楽に触れ心から感動し胸を震わせていた。
なんて、心豊かに生きていたんだろう。
「原点回帰」・・。
最近私の心境の変化を、こう表現してくださった方がいて、
私はとても印象深く、この言葉を受け止めたのですが、
このゴールドベルグ変奏曲は、まさに私の原点回帰と言える作品なのです。
感受性の強い若かりし頃に、こんなに素晴らしい音楽に出逢わせてくれた運命に、
そして、時間はかかったかもしれない、でもそれでも
今日また、こんな心豊かさを取り戻すことができたことに、
私は心から感謝します。
Hey, you know what?
I just want you to know that
Now I am so much happier than you could ever imagine!
So glad to have found you and thought of you again today...
And wherever you are, I wish you are as Happy as I am.
あ、特筆すべきことを1つ忘れていました。
このグレン・グールド氏はトロント出身のカナダのピアニスト(1932〜1982)です。
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