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電源入らずのみ処置して動きだした、イベント景品のK555ESR。
浮かれているのもつかの間、やっぱり一筋縄ではいきませんでした。 実はこれはだいぶ悩まされておりました(^^; 症状:キャリブレーションが全く出来ない。 キャリブレーションスイッチをONにして録音してもこのようにメーターは全く振れず、テープに発振音が記録されることもありません。 ライン入力からの録音は可能なので録音が出来ないわけではありませんでした。 最初はキャリブレーション用発振器の出力を点検してみます。 この発振器はBIAS用の8KHzとレベル用400Hzの2種類の周波数を生成し、混合したものをテープに記録します。 テストピンがありますのでオシロをつないでキャリブレーションSWを押すと正常に発振しておりました。 当初の予想は外れました。 色々と回路を追ってみたり、部品を当って見たりしたのですがどうにも原因が見えてきません。 発振しているのに記録されない・・・何処かのSWが怪しい予感がします。 仕方ないのでセコ技を持ち出します(爆) 正常動作のTC-K555ESXを持ってきて各部の電圧や波形を比べてみるのです。 K555ESXとK555ESRの設計は殆ど同一で、録音BIASが200KHzにシフトアップされているのと再生イコライザ周りの部品が多少増えているぐらいの差です。 外観こそバブル装備で豪華になっていますが、内容的にはK555ESXのマイナーチェンジ版と言えるのではないでしょうか。 こんな感じで2台並べて不良個所を炙り出します。 すると、電圧が違う部分を見つけました。 26VのラインがK555ESXでは正しく26Vであるのに対し、K555ESRでは21Vしかありません。 この電源は主にFL表示に使われているようです。 そういえば、K555ESRの表示は気持ち暗いような感じがしていました。 調べると、26Vのレギュレータを構成しているトランジスタ2SD809が壊れていました。 もはや、抵抗アレイ? 半導体ではありません(爆) 代替品として現在入手可能な東芝の2SC3421を採用します。 2SD809 100V 1A 2SC3421 120V 1A トランジスタを交換したところ電圧が正常(26V)になり、キャリブレーション機能が復活しました。 この機体は色々と弄られており、あちこちハンダを修正してあったり部品が裏側に付けてあったり(表の部品が裏に移動しただけ)しました。 それもキャリブレーションの記載のある信号ラインに集中している事からH/Oに手放したオーナーも原因を究明しようと頑張っていた痕跡が伺えます。 私も電源の故障だとは予想だにしていなかったので苦戦しました。 電圧は低めとはいえ、なまじ動作出来る範囲であったために余計にやっかいでした。 完全に出ていない方が故障探求がよほど楽です。 ようやく全ての機能が回復したと思いますので、残るは性能の確認と外観の修復ですね。 |
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追い込んでいくスキルに感動です。
お渡しした甲斐がありました!
外装は、333ESRを買った方が早いですが、また残骸が残りますし、、、、(笑)
[ みどっち ]
2016/11/18(金) 午前 0:35
みどっちさん、こんばんは。
おかげさまで楽しませてもらっています(笑)
軽く調整したところ良い音出ています!
その333ESRも持っているのですが動作しているので部品取りは勿体無くて出来ません。
リッドカバーはやっぱり自作に挑戦するしかないですね。
[ 岩ちゃん ]
2016/11/18(金) 午後 11:27