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気が付けば年の瀬、あっという間に大晦日。
2018年まであと1時間を切ってしまいました。 時が経つのが早く感じるようになったのも年をとった証拠でしょうか。 何と、今年一年ブログを全く更新しておりませんでした。 本当にごめんなさい! いつもアクセスしていただいている方々には申し訳ないです。 H/O等で購入はしてネタを仕入れていますが、 以前よりジャンクを弄る時間もあまり取れなくなりました。 時間の使い方が下手クソなせいもありますが。 来年はなるべくネタ投下するようにしたいと思います。 このようなやる気の無い拙ブログですが来年も宜しくお願い致します。 2018年も皆さまが楽しいジャンクライフが送れる事を願っております。 そして、掘り出し物にも恵まれますように! |
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コメント(3)
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久しぶりにチューナーの修理です。 この機体はブロ友のツイスターすがさんから修理依頼されたものです。(というか、自分から引き受けました) F-X9は上に置いてある表示が賑やかな方です。 ユニークなアナログ時計を倣ったFL表示が独特です。 見ての通り、ミニコンポ プライベートのチューナーであります。 内部は、何せ21cmと奥行きがないため無理やり詰めている感があります。 基板を斜めに固定したり普通ではしないような事が行われています。 ですので、メンテナンス性は悪いです。 裏から基板にアクセス出来ないので部品交換する場合は非常に面倒です。 パイオニアの製品はこのような作りが多いですね。 目視で点検していると電源部のコンデンサが膨れておりました。 過電圧が掛かったとは思えないのでレギュレータTrの放熱でやられたのかもしれません。 ここからが本題です。 部品交換後、調整に入ります。 最初は受信感度もガタガタに落ちておりましたが再調整にてかなり改善しました。 しかし、FM受信時の音声がモノ・ステレオ関係なく小さいのです。 他のチューナーと比べても明らかに音が小さいのです。 AMの音声は大きく聞こえますのでアンプ系の問題でもないようです。 本機のFM回路には三菱のM51533LというIF-検波-MPXまで入ったオールインワンの専用ICを使用しています。 元々カーステレオやラジカセを想定して作られたICだと思います。 性能よりもコストを意識したものでしょう。 以下に他の製品の回路図を参考に示します。 FMの検波方式はクワドラチャ検波で、IFTと呼べるものはT1のコイルしかありません。 このICを使用した製品のサービスマニュアルを見ると、T1のコイルを一番音量が大きくなる点にコアを調整しろと指示があります。 しかし、コアを調整しても音がAM受信時と同じぐらいに大きくなる事はありませんでした。 よって、このコイルに並列についている共振用コンデンサが容量抜けしているのではないかと考えました。 IFTを外してみます。 裏に問題のコンデンサが内蔵されています。 セラミックの筒に銀メッキを施し、コンデンサとして機能するように作られていますが 経年変化で銀メッキが硫化して剥がれ落ち、その機能が失われてしまっています。 (容量抜けの状態です) 本来はIFTごと交換なのでしょうが、入手は当然不可ですので外付けでコンデンサをパラ付けして補うことにしました。 この部分の最適容量は分かりませんのでカットアンドトライで決定します。 トリマコンデンサを付けて最適な容量を探っても良いと思います。 色々と試し、1.5pFのセラコンを付けたらコア調整で音量の大きくなる点に追い込めたのでこれでいきます。 部品箱にあった普通のセラコンを付けていますが、本当は温度補償用のセラコンが理想的です。 これにてFM部は完全復帰しました。 セパレーションはせいぜい35db前後といったところでしょうか。 はっきり言って性能は高くありません。 でも普通にFM放送をBGM的に聞くには十分に良い音に聞こえます。 〜まとめ〜 古いFMチューナーのIFTのコンデンサ抜けは、私が見た中でも年数が経つにつれ多く見かけるようになりました。 再調整で回復しない場合はこういった部品の劣化(寿命)を迎えているケースがあります。 かくいう私もパイオニアのF-120を調整して使用しておりましたが、次第に同調点がズレていき、再調整も範囲内に収まらなくなり使用できなくなりました。 これも同様にIFT内のコンデンサ容量抜けです。 古いチューナーを使い続ける上で、これから容量抜け対策を避けては通れなくなるかと思います。 |
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電源入らずのみ処置して動きだした、イベント景品のK555ESR。
浮かれているのもつかの間、やっぱり一筋縄ではいきませんでした。 実はこれはだいぶ悩まされておりました(^^; 症状:キャリブレーションが全く出来ない。 キャリブレーションスイッチをONにして録音してもこのようにメーターは全く振れず、テープに発振音が記録されることもありません。 ライン入力からの録音は可能なので録音が出来ないわけではありませんでした。 最初はキャリブレーション用発振器の出力を点検してみます。 この発振器はBIAS用の8KHzとレベル用400Hzの2種類の周波数を生成し、混合したものをテープに記録します。 テストピンがありますのでオシロをつないでキャリブレーションSWを押すと正常に発振しておりました。 当初の予想は外れました。 色々と回路を追ってみたり、部品を当って見たりしたのですがどうにも原因が見えてきません。 発振しているのに記録されない・・・何処かのSWが怪しい予感がします。 仕方ないのでセコ技を持ち出します(爆) 正常動作のTC-K555ESXを持ってきて各部の電圧や波形を比べてみるのです。 K555ESXとK555ESRの設計は殆ど同一で、録音BIASが200KHzにシフトアップされているのと再生イコライザ周りの部品が多少増えているぐらいの差です。 外観こそバブル装備で豪華になっていますが、内容的にはK555ESXのマイナーチェンジ版と言えるのではないでしょうか。 こんな感じで2台並べて不良個所を炙り出します。 すると、電圧が違う部分を見つけました。 26VのラインがK555ESXでは正しく26Vであるのに対し、K555ESRでは21Vしかありません。 この電源は主にFL表示に使われているようです。 そういえば、K555ESRの表示は気持ち暗いような感じがしていました。 調べると、26Vのレギュレータを構成しているトランジスタ2SD809が壊れていました。 もはや、抵抗アレイ? 半導体ではありません(爆) 代替品として現在入手可能な東芝の2SC3421を採用します。 2SD809 100V 1A 2SC3421 120V 1A トランジスタを交換したところ電圧が正常(26V)になり、キャリブレーション機能が復活しました。 この機体は色々と弄られており、あちこちハンダを修正してあったり部品が裏側に付けてあったり(表の部品が裏に移動しただけ)しました。 それもキャリブレーションの記載のある信号ラインに集中している事からH/Oに手放したオーナーも原因を究明しようと頑張っていた痕跡が伺えます。 私も電源の故障だとは予想だにしていなかったので苦戦しました。 電圧は低めとはいえ、なまじ動作出来る範囲であったために余計にやっかいでした。 完全に出ていない方が故障探求がよほど楽です。 ようやく全ての機能が回復したと思いますので、残るは性能の確認と外観の修復ですね。 |
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みどっちさんのブログ4周年記念イベントに何の気なしにエントリーしたら、当ってしまいました(笑)
今回の景品はジャンカーが大喜びする内容と言う事で、電源を入れるとヒューズがフッ飛ぶデンジャラスで素敵な仕様でした(笑) 普通のジャンクじゃ物足りない自分の様なヘンタイは大歓喜です(爆) 代わりに私が復活させなければと妙に使命感に燃えてきます。 555ESRはその後に続くシリーズより基本に忠実な作りで、良い音が期待できるデッキですので喜んで頂戴いたしました。 その節はどうもありがとうございましたm(_ _)m 開梱一番、電源も入れず早速開腹していきます。 おっと! これは危なかったですね!電源基板が宙ぶらりんになっていました(爆) 電源を入れずに開腹して大正解でした。 やっぱりジャンク品にいきなり電源を入れるのは御法度ですね。(教訓) まずは原因個所を切り分けましょう。 事前情報で17V系の電源に異常があるためヒューズが飛ぶ事が判明しています。 まずは電源基板。 整流ダイオードが外されています。 シスコン基板との接続(CN701)を切り離し、テスターでこの基板単体で対GND間の抵抗を測ってみると、異常ありません。 添付されていたダイオードも2つ共壊れていませんでした。 私は当初、電圧が出ないのでこのダイオードが不良と推測していたのですが、全く見当はずれでした。 今度はシスコン基板側です。 こちらをテスターで対GNDの抵抗を測ると、完全にショートしています。 原因はこっちにありですね。 何か修正した痕跡があるのが気になります。 トランジスターを付け直した様ですが、、 近づいてじっくり観察してみますと・・・・ 見事にブリッジしています(爆) 故障の元凶はこれですね、恐らく。 この辺りは触っていらっしゃらないと思うので、前オーナー氏が弄ったのでしょうか? もう少しハンダの腕前を上げて挑戦して欲しいものです(笑) さらに、このハンダブリッジのせいで波及的にツェナーダイオードがショートモードで破壊しておりました。 これがヒューズ切れの原因です。 Q706のB-C間のブリッジにより、ツェナーダイオードには何の電流制限も無しに 17.8Vが加わり、 ダイオードの許容損失(0.5W)を大きく超えショート破壊に至ったと思われます。 導線と化したダイオードには抵抗がないので対GNDの抵抗値は0Ωでした。 5Vの低電圧回路周りの修正を行いました。 Q706のトランジスタは本来2SC2785ですが2SC2458に交換されています。 規格を調べ、互換性に問題は無く、正常でしたのでそのまま使います。 ツェナーダイオードは日立のHZS6C3Lというローノイズタイプですが入手不可です。 そこで秋月にあった6.2VのGDZJ6.2Bで代用しました。 ロジック系の電源なのでローノイズとかはあまり気にしなくても良いと思います。 修正完了。 ちょっと電圧低めですが5Vが回復しました。 動作の方も全て復活しました! 左側ディスプレイも正常に表示されています。 メカのオペレーションもOK、再生音も問題なく出ています。 あとは細かく修理・調整して実用出来るように仕上げたいところです。 リッドカバーも欠品しているので何とかせねば・・。 今回の故障原因は単純なようで複雑でした。 はんだ付けをミスをした事で問題のなかった部品が破損し、結果さらなる故障を生み出してしまったパターンでした。 そうとは考えもせず、深読みしすぎたアドバイスをしてしまいましたが、こんなのは完全に想定外でしたから無理もないです(笑) 入手時よりこの症状だったことから、前オーナーが修理に失敗してドフに放出したのでしょう。 こんな結果、全く予想だにもしませんでした(爆) ジャンク品って何されているか分からないので恐ろしいですね。 皆さんも注意されたし!! |
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CT-415のメカ整備を行ったときの記録です。 カバーを外したところ メカはキャプスタンとリール駆動を1つのモーターで兼用しています。 ヘッド昇降は手前のプランジャで行います。 メカの取り外し カセット蓋部を取り外した後、フロントパネルを外しますが、ビスが不織布テープの下に隠れています。 フロントパネルを外す必要があるのはこのビスを外すことが出来ないからです。 左側面のビスも外します。 そして、メカ両脇にあるビス3本を外すとメカ全体が外れます。 底面には溶けたベルトが張り付いていますので迂闊に触らないように注意しましょう。 フライホイールの取り外し まずはプランジャを外し、フライホイールの押さえ板を外します。 フライホイールにはワッシャとスプリングが挟まっていますので紛失しないように注意してください。 ベルトサイズ:内径65mmX幅5mmX厚0.5mm リール駆動用プーリーにも溶けたベルトが付着していますのできれいに除去します。 ベルトサイズ:内径35mmX1.2mm角 アイドラーゴムもヒビ割れている場合は交換が必要です。 アイドラーゴム実測サイズ:外径15.6mmX内径11mmX厚2mm 代用部品としてホームセンターで水道用パッキンを求めました。 内径11mmのパッキンを使用しますが、外形17mmでは大きすぎて使えません。 そこで、ミニルーターを旋盤代わりにして外径を削る事にしました。 これが意外と上手くいきました。 実機に取りつけて使用上問題はありませんでした。 長期的な耐久性は未知数ですが。 キャプスタンモーターはマブチモーター製 電子ガバナーモーターEG-510ED-2Bが使われています。 この機体では回転時ゴロゴロと異音が出ているのが気になりました。 経年により含浸してあるオイルが抜けてしまっています。 軸受けのオイルレスメタルに微量給油しておくと騒音の低下、回転ムラの低減、モーター寿命の延命が図れます。 オイルレスメタルの軸受にはこれがオススメです。 http://tamiyashop.jp/shop/g/g53508/ 注油により異音も消えましたのでしばらくは使えそうです。 カウンターベルトは材質が違うらしく溶解しませんが伸びたり劣化している場合は下記サイズに交換してください。 ベルトサイズ:内径65mmX0.95mm角 以上の作業にて駆動系は回復し、正常に再生や巻き戻しが出来るようになりました。 |




