ランナーズハイ〜鼓動を感じて〜

腰痛とうまくつきあいながら、ラン再開しました!

最近のレース

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

イメージ 1

20kmを通過した。
向かって左側には湘南の海。真正面には富士山。
疲れを感じそうになったら、意識的に景色を見ることにした。
それに、完全に車両通行止めとなった自動車専用道路の西湘バイパスを走るのはすごく気持ちがよかった。

やがて二宮ICの折り返し地点がやってきた。
「段差がありますよ〜気をつけて通ってください〜」という大会スタッフの声に包まれながら、折り返し地点を通過。
・・・・・・・! あれ、この向かい風はいったいなんだ?
ここまで快調に走れてきたのは、追い風の影響だったんだ!

ここから、じわじわとペースが狂い始めた。
周りのペースに合っていない自分を感じ、追い越されていることに気づく。
周りが速くなったのではなく、自分が遅くなったのだ。
まったく予期せぬペースダウンだった。

股関節に違和感を感じ、向かい風を苦に感じるようになり、やがて足全体がズドンと重くなった。

局部的にどこかがどうしようもなく痛いわけではないし、モチベーションは保っているはずなのに、この変調ぶりはなぜだろう?

一度崩れ始めると、なかなか建て直しが効かなかった。
28kmから29kmで1kmのラップを測ってみたら、6分以上かかっていた。
もはや、ペースの落ち込みは誰が見ても明らかだった。

足も悲鳴を上げ始めた。股関節の違和感はいつしか痛みに変わり、足が上がらなくなった。
これがフルマラソンの厳しさなんだ。

ここからは、カッコいいことは言っていられず、30km、35kmの給水所では立ち止まって、コース脇に行って、屈伸運動。
ところどころで立ち止まっては、少し歩いて、でも「決して走れない痛みじゃない!」と自分を奮い立たせてまた走り出す。
33kmで、タイツの内ポケットに忍ばせていた干し梅をすべて食べ切って、35kmの給水所では水とスポーツドリンクをがぶ飲みして、少しでも体力を取り戻そうと試みた。

それでも37kmを過ぎて、ようやく残り5km地点に差し掛かると、周りの声援も一段と大きくなって、3時間30分なんて夢のようなことはどうでもよくなって、とにかく完走したいと思うようになった。
少し歩いてはまた意を決して走り、少し行っては屈伸をして足をほぐしの繰り返しだったが、少しづつゴールに近づいていた。

そして39kmを超えたあたりで、奇跡のような出来事がやってきた。
後ろのほうから「がんばってください!」とすごく大きな声が聞こえてきたかと思うと、沿道の「Qちゃ〜ん♪」という歓声と同時に、ぐいと背中を押された。
はっと振り向くと、そこに高橋尚子さんがいた!
「がんばってください!」と声をかけてもらったのだ。
手を上げてそれに応えようとしたが、疲労のあまり上がらなかった。
せめてまだしゃべれる口で、心から「ありがとうございます!」と力いっぱいの返事をした。
高橋尚子さんは、あっという間に駆け抜けていった。私の前を走っているたくさんのランナーたちの背中を押してくれていた。

涙が出るほどうれしかった。
こんな情けない走りをしている自分を応援してもらって、絶対完走しなければ!と思った。

そこからまた走り始めたが、たぶんキロ7分くらいかかっていたと思う。
10kmの元気なランナーに、ガンガン抜かれていた。
Qちゃんには本当に申し訳なかったが、残り2kmでまた歩いてしまった。
でも、残り1kmの表示をみたとき、ここからは絶対に歩かないでゴールしようともう一度心に決めた。

残り1kmは、少し意識も朦朧としていたような気がする。
気がついたらあんなに大きな江の島が右側に見えてきて、着いた〜と思ったのに、江の島大橋までがひたすら長く感じたっけ。

そして、歩くのとあまり変わらないようなスピードで、R134を右折して、江の島大橋に入った。
どこからか「残り500mだよ!がんばって!」という声援が聞こえた。
やがて「FINISH」と書かれたゲートが見えてきた。だが、なかなか近づかない。
あのゲートを越えたら、もう走らなくていいんだと思った。

FINISHのゲートが少しづつ、少しづつ近くなってきた。
さっき挙がらなかった両手を挙げてゴールすることにした。
ぜんぜんカッコ悪いオレだけど、最後は笑顔で両手を挙げて

ゴール!


2007/3/18 9:00〜
大会名 2007湘南国際マラソン
タイム 3時間50分??秒(ゴール後、放心状態のあまりストップウォッチを止めるのを忘れました)


〜レース後のお楽しみに続く〜

イメージ 1

湘南国際マラソン、走ってきました!




ドキュメンタリー風に、書き記していくことにします。



荷物置き場はスタート前のランナーでごった返していた。
荷物を預け所に投げ込むように入れて、さて外に出ると、一緒に走る健脚課長と1さんの姿が見えない。
あまりの人の多さに、見失ってしまったようだ。
結局、ひとりでスタート地点に並ぶことになった。
7000分の1の存在となっている自分に気づく。
孤独を感じたが、これからの42.195kmは自分の足だけが頼りだ。
誰も助けてはくれない。
そう思うと、こんな静かな始まりもいいなと思った。


午前9時。カウントダウンとともに号砲が鳴る。
笑顔のQちゃんに見送られて、両手を挙げて応えながらスタートラインをまたぐ。
私の生涯初のフルマラソンが、今始まった。

第1回大会だというのに、沿道には、応援の人たちがいっぱいだった。
見知らぬ方々が口々に「がんばって」とか「いってらっしゃい」とか声をかけてくれる。
マラソンって、やっぱりいい!

ランニンググローブに覆われた手の甲には、5km毎のラップタイムを書いてある。
汗で消えないように、油性のマジックで。
そのとおりのラップを刻めるのかは全くわからないが、目標タイム3時間30分と4時間ちょうどの2とおりのラップタイムを書いておいた。その間のタイムを刻んでいけばサブフォーは達成できると思ったからだ。

走り出しは軽やかだった。
足やお腹の痛みもなく、周りのランナーと同じペースを維持し、前が詰まったときには少し追い抜いて、ストレスなく開けたコースを見つけながら、距離を刻んでいくことができた。
5kmのラップは、3時間30分ペースを上回っていた。
このペースならひょっとして、3時間30分を切れるかもと、都合のいいポジティブ・シンキングが、頭を支配する。

それでも、フルの距離を走るだけに、レース序盤は無理せずに走っていた(つもりだった)。
5km、10km、15kmとキロ5分ペースを上回っていたが、まだ余力を残して走っているつもりだった。
ところが、10kmを超えたころから緊張のせいか、トイレに行きたくなった。
5kmごとの給水地点にトイレも設置されていたので、20kmまで我慢することにして、それまでに3時間30分ペースを上回るためのタイムの貯金をしてから、トイレに行こうと決めた。

そして20km地点。給水を受け取り、仮設トイレに行く。
うまい具合に前のランナーが出てきたので、時間のロスなしで用を足すことができた。
さあ、これで後半に向けて不安要素はなくなった・・・はずだった。

〜後半に続く〜

全1ページ

[1]


.
gus*an_*219*
gus*an_*219*
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事