環ぐねり庵

いい曲、いいプレーヤー、そこから無限に広がる音楽の世界!

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知人に貴重なレコードを譲ってもらったので、静かな土曜の午前に聴く。
ヴァイオリンやヴィオラはソロのレコードもある名の知れた奏者だそうだが、
クラリネット奏者を含め、私にとっては聴いたことがないメンバーばかりで、
どんな音楽が出てくるか予想もつかない。
ベルギーのアルファというレーベルも、これまで馴染みのないものだった。
盤面のレーベルは仏ディスコフィル・フランセにそっくりのデザインでセンスが良い。


ベルギー アルファ DB217(STEREO)
モーツアルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
(6:23/6:39/5:20/9:15)
Walter Boeykens (Cl), Leon Ara (Vn1), Andrzej Siwy (Vn2),
Atar Arad (Va), Edmond Baert(Vc)
(+ウェーバー:クラリネット五重奏曲ロ長調op.34−Marie-Therese Gilissen;Va)


いつも聴いているウィーン系、ドイツ系の団体とは全く違ったサウンドにワクワクさせられっ放し。
過剰に磨かれていない本物の弦の音が良く録音されている。
アラのヴァイオリンがやや細めの音ながら吸引力のある歌を聴かせる。
アラッドのヴィオラも素晴らしく、特に聴かせどころの終楽章第3変奏では、
驚きのテンポで異様な世界を現出させる。こんな遅いテンポでだれないなんてにわかに信じがたい。
耳をそばだてて心に音楽が染み込んでくる良いレコードだ。
ウェーバーも同様のよい演奏だった。


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