環ぐねり庵

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シューリヒトの「田園」。
仏FALPの白レーベル、テストプレスを復刻したCDがあるので
聴くことにした。

1957年から58年にかけて一気に収録された
パリ音楽院管弦楽団とのベートーヴェン交響曲全集。
本家EMIのCDは音が薄いということで
聴く気が起らなかった。

制作協力は、「ラ・ヴォーチェ京都」。
一度訪ねたことがあったが、いい店だった。
店主に、「ヴァーグナーの歌もので何かいいのはないですか。」
と尋ねて薦められたのが、ヴィーニアスのメロディア盤アリア集!
甘く余裕のある声で歌われるローエングリンにしびれたものだった。


日Grand Slam GS-2045
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」
カール・シューリヒト指揮
パリ音楽院管弦楽団
1957年
+交響曲第7番イ長調


期待通り低弦も充実した豊かなサウンドで、
流れの良い、センス満点の名演をたっぷりと堪能できた。
スケルツォに抜群の名演の多いシューリヒト。
ここでも第3楽章のたたみかけるような推進力、スイング感が気持ち良い。
LP復刻だけに、フォルテで音がダンゴになり歪む箇所もあるが、
弦のきしみまで聴きとれる生々しさに圧倒される。
ただし、いい演奏には違いないのだが、
ワルターやブロムシュテットにあった、
香りやぬくもり、胸がいっぱいになる幸福感がない。
この辺がこの曲の難しいところだ。

組み合わせは第7交響曲。
なんでもテストプレスには6小節の欠落があるそうで、
別の正規盤LPで埋めてあるそうだ。

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英国ロンドンフィルのライヴ。


英Medeici Masters MM019-2
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」
サー・エイドリアン・ボールト指揮
ロンドンフィル
1977年
+モーツァルト:交響曲第41番ハ長調KV551「ジュピター」


とても美しいステレオサウンドで、演奏も瑞々しい。
カップリングのモーツァルト「ジュピター」も安心して聴けた。

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マリア・カラス・コンプリート・ライヴ・オペラ・コレクション
第2巻からは、カラス自身が「山猫のような歌」と語った若いエネルギー全開の
メキシコ・ライヴが続く。
メキシコでは記録の保存にたいへん熱心で、
彼女が出演したほとんど全ての演目が残されているのでありがたい。
彼女の最も重要な役柄であるベッリーニの「ノルマ」を聴く。

「歌劇場のマリア・カラス」によれば、
この50年の「ノルマ」は腹だたしいほど音が悪く、
初期のプライヴェートLPは、
「トタン屋根を連打する豪雨のようなスクラッチ・ノイズの連続」
だということなので、覚悟して再生する。


ベッリーニ:歌劇「ノルマ」全曲
Norma : Maria Callas
Pollione : Kurt Baum
Adalgisa : Giulietta Simionato
Oroveso : Nicola Moscona
Clotilde : Concha de los Santos
Flavio : Carlos Sagarmínaga
1950年5月23日 
メキシコ、パラシオ・デ・ベラス・アルテス
グイド・ピッコ指揮


ジャケットから復刻に使ったレコードは米HRE盤と分かる。
音質的にはあまり期待できないレーベルだ。
恐る恐るプレイボタンを押すが、
「トタン屋根」のノイズはなく、ひと安心。
これは、高音をカットしてノイズを減らしているのでは、
と別の不安を感じながらカラスの登場を待つ。
商品化に際してノイズをカットすると、
真っ先に被害を被るのがカラスの声で、
痩せてキンキンする針金のような音になってしまうのだ。

威厳に満ちたノルマの登場シーン。
のちの強烈な名演には及ばないが、圧倒的な存在感である。
幸い、高音カットの被害もないようである。
第2幕のシミオナートとのひたひたと盛り上がる二重唱など、
カラスの登場シーンは存分に楽しむことができた。

音が急に弱くなったり、強音部分の音が割れたりするのが耳障りだが、
なかなか良好な復刻と言えるのではないか。

CDの発売状況は
MELODRAM MEL26018 1988
MELODRAM GM 2.0015-10CD 1997
URANIA URN 22.133 2000
MYTO 2 CD 002.H044 2000
FONO ENTERPRISE 1014.15 2001
MYTO 2 CD 00262 2010

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過ぎたるは及ばざるがごとし・・・
シュターツカペレ・ドレスデンのレコードを聴くと
この言葉が自然に浮かんでくる。


ETERNA 827179
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調OP.68「田園」
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン


期待通りの素晴らしい響き。
さすがエテルナのブラックレーベルだ。
バランスのとれた気品あるサウンドながら、
一瞬たりとも退屈しない、好ましい推進力がある。
起伏はどちらかというと平坦で、
例の24小節クレッシェンドなどもそれほど目立たないが、
次々にかぶさるようメロディーが最美のかたちで迫ってくる。
とてもいい演奏だ。

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カラスの「ナブッコ」

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マリア・カラス・コンプリート・ライヴ・オペラ・コレクション
全てコレクターのもっているLPからの復刻だとのこと。
カラスのライヴは、初めの海賊版LPが最もマシで、
後発のCDは劣化や加工、コピー、リバーブ等により落ちる、
というのが定説だけに、いったいどのLPを復刻に使ったのかが興味深い。
順番に少しずつ聴いていこう。
カラス最初の全曲録音、「ナブッコ」。



ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」全曲
Abigaille : Maria Callas
Nabucodonosor : Gino Bechi
Fenena : Amalia Pini
Ismaele : Gino Sinimberghi
Zaccaria :Luciano Neroni
Il gran sacerdote di Belo : Iginio Ricc醇q
Abdallo : Luciano della Pergola
Anna : Silvana Tenti
1949年12月20日 
ナポリ・サンカルロ劇場
ヴィットリオ・グイ指揮


写真で分かるように、使用したLPは、チェトラ。
最も音が良いとされる米ペンザンス盤を期待していただけに、
これはちょっと残念。聴いてみたが、自分が持っている
伊エストロ・アルモニコ盤LPの方が音に力があって生々しい。


聴きどころは、
まず第1部の3重唱。最後のグリッサンドが凄い。
第2部冒頭のアリアでは、彼女の魅力が全開となる。
第3部の2重唱も吸い込まれるような緊張感。
その直後の合唱は、聴衆の「ヴィーヴァ、イタリアーナ!」の叫びにより
中断され、場内騒然となる。

CDの発売状況は
MELODRAM MEL26029 1989
LEGENDARY LR-CD-1005-2 1990
ENTERPRISE LV944/45 1994
SAKKARIS PR.SR. 275/276 1997
MELODRAM GM2.0010 1997
URANIA URN 22.100 1999
HARDY CLASSIC HCA 6009-2 1999
CANALE RECORDS 539001/2
SAKKARIS SR.DIVA1129/1130 1999
ARCHIPEL ARPCD0001 2000
FONO ENTERPRISE 1033.34 2002
MYTO 2 CD 00222 2009

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