僕はマー君の7倍のスピードで人生を駆け抜けたんだ。
12歳の誕生日にマー君とパパとママに見取られ僕は死んでしまったんだ。
本当は誕生日おめでとうと言って貰うはずだったのに・・・
楽しい日に成るはずだったのに・・・ごめんね・・・
僕、死んじゃった。
でも僕、死んじゃったのに今、みんなの事が見えてるんだよ
みんな僕の事見て泣いてるんだ・・・でも。。。
『泣かないで』
『僕、幸せだったよ』
『楽しい思い出が体中から溢れているんだ!』
覚えてるよマー君と初めて会った日のこと・・・
マー君の笑顔!!
僕を産んでくれたママとの別れの日と同じだから凄く良く覚えてるんだ。
その日だけは今迄で一番悲しかったなぁ〜
僕と誕生日が同じ兄弟達が居無くなっても・・・
僕だけはママと一緒に居れると信じてたんだ
そう信じてたんだ。
突然の別れだったから悲しかったよ。
でも僕はマー君とパパとママが凄く優しかったから
幸せな気持ちに包まれたんだ。
悲しさと優しさが一緒の気持ち・・・
今でもあの時の気持ちは言葉に出来ないよ。
良く分からない気持ち・・・
次の日から毎日楽しかったよ。
楽しい散歩。♪
ボール遊び♪
鬼ごっこ♪
いっぱいいっぱい遊んだね!!
楽しい気持ち幸せな気持ちでいっぱいだったよ!!
マー君・・・でも僕が
2回目の寂しい気持ちに成ったの分かってた?
マー君がバットとボールで遊ぶ『野球』が好きに成ったんだ。
僕はマー君が帰ってくるのを毎日、毎日、待ったけど・・・
何時もマー君は『ただいま』の一言だけ・・・寂しくて・・・
でも・・・それでも嬉かった。
マー君の優しい笑顔が。
その一言が大好きだったんだ。
それを待つだけで幸せだったんだ。
それだけで・・・長い1日を待つ事が出来んだ。
何故だか・・・マー君は野球を辞めた。
理由は分からなかったけど・・・
毎日遊んでくれる。
マー君は人間の言葉で僕だけに話してくれた。
『・・・・・』
難しい言葉は僕には分からなかった・・・
でも少し分かったよ。
僕とマー君との『秘密の話』なんだよね。
マー君は時々『秘密の話』をしてくれたね♪
楽しい話
悲しい話
面白い話
そして、その後いっぱい遊んでくれた。
今まで待つだけの長い長い1日が楽しい毎日に変わったんだ。
楽しかったなぁ〜〜
いっぱいお散歩して、いっぱい遊んでくれたね。
『マー君大好き』
『パパ、ママありがとう』
『まだいっぱいお礼言いたいし話したい事もあるけど』
『もう行かなくちゃ行けないみたいなんだ』
『ありがとね家族にしてくれて。』
『僕は楽しかった思い出でで今凄く気持ちが良いんだ』
『だからもう泣かないで・・・』
『ありがとう』
シロ
おわり
作者&挿絵:落合崇秀陶房・落合崇秀
初版2008年10月25日
最後まで読んで頂きありがとうございました。
共感してくださった方、是非、転載お願いします。
そしてお子様が居る方、子供さんに読んで聞かせてあげてください。
この絵本でこの世から悲しい思いをする動物が少しでも減ることを信じて。
落合崇秀陶房
落合崇秀
転載元: 落合崇秀陶房〜猫の茶碗〜
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