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海住山寺
広目天立像 像高36cm、木造、玉眼、彩色、鎌倉時代、重文、
「私の想い」
四面の内で後面の二躯、つまり、西北の広目天像と、東北の多門天像が腰の辺りで、両手を構えて、それぞれの仏具を持つ。
両像共に内側の手が外側の手より、少しだけ低く構えている。この構えた格好が左右対称になっている。前後二躯ずつがそうなっている。
広目天像は、右手は脇を締めて肘をくの字に折って低く前に出し、筆を持つ。左手も脇を締めて肘を直角に折って手を前に出し、手の平を上にして経巻を握る。
元々は顔や手先も白く彩られていたのだろうが、剥落して僅かにその面影が残っている。
虐待度 4
従順度 3
であり、切歯扼腕の気持ちが口に表れている。
平成29年9月に東京国立博物館で「運慶展」が開催されました。運慶の父親や息子達の鎌倉時代慶派一族の仏師の作品が集められた展覧会がありました。
二列目に位置するこの広目天像と多聞天像も両手の位置が、左右対称形になっており、但し、身体の中央部での左右対称形をしている。
上半身像
全身像
海住山寺
多聞天立像 像高35cm、木造、玉眼、彩色、鎌倉時代、重文、
「私の想い」
四面の内で後面の二躯、つまり、西北の広目天像と、東北の多門天像が腰の辺りで、両手を構えて、それぞれの仏具を持つ。
両像共に内側の手が外側の手より、少しだけ低く構えている。この構えた格好が左右対称になっている。前後二躯ずつがそうなっている。
多聞天像は、右手は脇を締めて肘を直角に折って手を前に出し、手に平に多宝塔を乗せている。この構えた格好が左右対称になっている。
前後二躯ずつがそうなっている。左手も脇を締めて肘をくの字にかるく折って、如意棒を握る。
虐待度 1
従順度 5
である。主従の関係は、このように在りたいものと思っている。この関係の古くは、奈良・法隆寺金堂の四天王像の主従関係です。この様な関係の主従が珍しい。時代に関係するのか、それとも、施主の貞慶に起因するものなのか、施主の気持ちを組上げてこの関係が造り上げられたものと私は思いたい。顔や手先を青に染められたこの寺の四天王像の特徴である。
平成29年9月に東京国立博物館で「運慶展」が開催されました。運慶の親や息子達の鎌倉時代慶派一族の仏師の作品が集められた展覧会がありました。
この多聞天像は、他の三躯と違って、足下に踏まえた邪鬼の扱いが優しくなっており、私が理想とする主従関係の奈良・法隆寺金堂の四天王像の主従関係と似ており、どうして多聞天像がこんな関係なのか不思議である。
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