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「個」の認識は人種的偏見を減らす:研究報告(wired vision)
「『個』の認識は人種的偏見を減らす」なる研究報告がある。
http://wiredvision.jp/news/200901/2009012223.html
本リポートの骨子、荒っぽく言えば、他者をステレオタイプ、先入観、レッテルに基づいて見るのではなく、具体的な個人として認識した時、無意識の偏見が少なくなる、というものだ。
これは脳の部位である扁桃体の活動とかかわりがありそうだ、とのこと。扁桃体は人間の情動や記憶に影響を与え、恐怖心の喚起にも関係するものである。
人類という種にとって、実体験から予測行動を行うこと、また連想することは、その生存にとって今でも必要不可欠なことであると思われる。これに印象づけという情報操作が反復されれば、個人の中に思い込み、偏見というものが形成されるだろう。
さて、リポートは、「初のアフリカ系大統領は、人々の精神に非常に大きな影響を持つだろう」「否定的な連想のかわりに、さまざまな肯定的な連想が行なわれるようになる」と、オハイオ州立大学の心理学者Richard Petty氏の言葉を引用して結びとしているが、
オバマ米大統領は、どれくらいの間ポジティブなイメージを維持できるのだろうか。
その発言や雰囲気から高潔な印象を与えるオバマであるが、一方で、彼は世界随一の大国の利害を調整、代弁する者である。
奇麗事ばかりは言ってはおられないだろう。
米国のマイノリティ、とりわけアフリカ系の人々に対する好印象のピークは、実はオバマが大統領に就任した直後であった、ということになるかも知れない。
失望とバッシングが偏見を強化する恐れもある。
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