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ガゼッタ・デラ・アサナマ Gazzetta della asanama
【激論!反日デモと日中新時代(29/04/2005)】
今回の朝まで生テレビは「激論!反日デモと日中新時代」と題して、日本の国連常任理事国入り問題を契機に中国、韓国で起きた反日デモについて、「靖国問題」「教科書問題」さらには「反日教育」など通じて、経済的、大衆文化的に深める一方の日中、日韓関係の今後のあり方が討議された。
全体を通して、中国での反日デモへの批判が討議の基調をなしたので、各論において右サイドが優勢の展開となり、左サイドは一般論や未来志向に終始せざる得なかった。(朝ナマでは、田原総一郎から見て、右側に保守系の論客、左側に革新系の論客、正面に煽り担当を置く配席になっている。)
パネリストには、主席・右に森本 敏、主席・左に姜 尚中を配し、ジョーカーに小林 よしのり、宮崎 哲弥らエース級論客を揃えた充実の布陣。さらに突っ込まれ役にはエース・福島瑞穂を投入して万全を期したが、討議は小さくまとまり感情論爆発の「朝生劇場」とはならなかった。なお、会場との珍問答や電話アンケートの質は相変わらず。この点だけに「らしさ」があった。
【司会】
田原 総一朗 5.5
滑舌の悪さが年齢を感じさせたが、無難な議事の進行を見せた。靖国関係のウラ話を披露し、それなりの存在感を示した。
【パネリスト】
青山 繁晴(作家、独立総合研究所社長) 5
洋画の声優のような風貌?のみが印象的だった。
王 曙光(拓殖大学教授) 5
中国人論客のキャラが、葉 千栄とかぶったのが残念。次はレギュラーへの正念場か。
賈 珊(ジャーナリスト) 5
中国人ジャーナリストとしては物分かりが良すぎ、討論をかき回す役を果たせなかった。
姜 尚中(東京大学教授) 6
論点の整理、議論の展開など主席・左の役割をそつなくこなした。
金 文学(作家,比較文化学者、韓国系3世中国人) 5
討議の展開から、日韓中の三つ立場を持つ特異性を発揮する至らなかった。
小林よしのり(漫画家) 5
前半は消えていた。後半に果敢な攻めを見せたが、全体を活性化するには至らなかった。
葉 千栄(東海大学教授) 6.5
大きな美声と大仰なしぐさが三国志の英傑を思わせた。議論の大胆さと具体性の不十分さは、朝ナマには、重要なキャラクター。今回のMVP。
田畑 光永(神奈川大学教授) 5
中国通の日本人論客の立場を果たしきったとは言い難い。
秦 郁彦(元日本大学教授、現代史家)6.5
「脱亜入欧」、日中友好に水を差したくだりは、今回のハイスパッドの一つ。とぼけた顔と右寄りな発言は健在。
福島瑞穂(社民党党首・参議院議員)5.5
靖国問題に口ごもるシーンで、突っ込まれキャラの面目を守ったが、全体としては低調。
宮崎 哲弥(評論家) 5
何故か怒ったような口調と、変らぬ中分けは健在。が、発言に驚きは無かった。
森本 敏(拓殖大学教授) 6
主席・右が担う、現実的議論を展開。ノータイは春を演出する意図か。
山本 一太(自民党・参議院議員) 5
与党議員枠としての役割は一定果たしたが、全体としては物足りない内容。
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