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これまでの外交関係や政体の類似性などのいわゆる政治的な関係を無視して、ただ北東アジアの地図を眺めた時に、朝鮮半島北部に核弾頭が配備された場合、これにストレスを感じるのは韓国であり日本であり、そして中国とロシアであろう。となると、六カ国協議なぞに参加しながらも、北朝鮮の核保有が実際のところは、痛くもかゆくもない国がひとつある。
この国はもう十年も前から北朝鮮の核開発を糾弾してきたのだが、結果的に先日の核実験を許すに至ってしまっている。サボタージュであったとは言わないまでも、この国は必要とあらば(主として電力エネルギーの確保に関して)、難癖をつけてはアラビラ半島や中央アジアを攻撃して自国の権益を図るべく軍事力の楔(くさび)を打ってきた。また核兵器については自らは数千発の核弾頭を保有しつつ、核の平和利用、不拡散という高邁な理念を折に触れて表明してきた。(この国は世界唯一の実戦における核兵器利用国でもある。)
が一方では、核不拡散条約に批准していない「ふとどきな国」インドに対しては、原発利用の技術支援を大統領自らトッブセ一ルスに赴くなど茶目っ気のある自国中心主義を披露してくれている。北朝鮮は六カ国協議でしばしばこの国との直接交渉を望んだ。この国と北朝鮮が現政権の維持の為に、万一懇意になったとすれば、この国は北東アジアに、特にロシアと中国に対して核の楔(くさび)を打ったことになる。ただ北東アジアの地図を眺めているとそんな【妄想】が沸いてきた次第である。
(追記)今回は笑いのない内容で、ご容赦でござる。
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