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なんか別にどーでも良いといえばどーでも良いレベルのことなんですけどね。ここ最近あった、なんとなくやるせなくなった話。
ある日、バンコク市内の国立博物館へ行ったんですよ。そろそろ帰国の日も迫ってるもんで、いつもは昼から出かけるのを、ちょっと頑張って朝の10時に博物館に着くくらいの感じにしてね。まぁ、なんでいつも昼からかってのも、理由があって、なんせ暑いんですよ。館内。陳列物にもろに光が当たりすぎるのも良くないからか、窓はちっさいし、冷房といえば天井でカラカラ扇風機が回ってるだけ。明らかに外よりも蒸し暑い…。それで、1時くらいから4時の閉館まで居るってのが常だったのです。
ま、それがその日は書いたように、早めに行って頑張ってた訳ですね。んで、とあるケースの前でスケッチブック持って古い彫像眺めてると、横のほうに座ってたおばちゃん姉ちゃんくらいの係員の人が、「どこの学生?」なんて声かけてきました。まー、その辺まではよくある話で、その後、お決まりのなんでタイに居るのか云々…。なんて話がしばらく続いた後、話が、日本で僕の住んでる県になったんですね。なんかしばらく話してたんですが、ふと、その係員の人、近所のおばちゃんが「あのね。あのお角の田中さんとこね…」て切り出すような感じで、声を若干潜める感じで唐突に語りだしたのです。
曰く「お兄ちゃん、京都から来たのよね?あのね、京都だったか東京だったか忘れたんだけど、あの、向こうの展示室に座ってるおばさん居るでしょ?あの旦那?彼氏?(タイ語で同じ単語当てはめるんでどっちかは分からず)がね。日本に行ったっきり帰ってこようとしないのよ…。もう10年よ?アンタ。10年!!たまーに連絡はよこしてくるらしいけど、10年まったく帰ってこようとしないって、えー?大変よー。あの人ずっと待ってんのよ?私んとこも親戚に日本人と結婚したの居るけどさー。年に何回か帰ってくるもの。そりゃ、飛行機のチケットは高いわよ…。けどねー、10年よ!10年!!」
てね、なんか突然込み入った感じのちょっとテンション低くなる話を始めまして…。「あー、はい。あー、そうですねー。大変だと思いますよ。僕も…」なんて、よくわからない相槌を打ち続けること30分!いつの間にか、僕も正座して聞いてしまってましたが…。しかし、どこに話がたどり着くでもなく、廻りまわって、またスタート地点へ(苦笑)出口の見えない森に入ってしまったような気がしてね、もう…。なんか早めに来た意味もあるのやら無いのやら…。
まー、どこにでも居はるんですね(苦笑)こういう人々。うちのばあちゃんなんかも丸っきりこの人種ですけど(笑)いきなりこーいう話持ち出されてもねー。なんとなくやるせなくなります。はい。
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