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昨日は憲法記念日の講演会で神戸女学院大学教授石川康弘先生の講演を豊岡市民会館で聞いた。
自民党改憲案を詳しく解説された。天皇を元首にするというのえっ、と思うが、なんといってもびっくりするのは、平和条項の大幅削除だ。「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうに」や、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理念を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」を削除するとはどういうことだろう。
しかも9条では「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」を削除し、代わりに「国防軍は、第一項に規定する任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。」としている。
「国防軍」だって!
29日、私が運営している「創作サークル風花」の作品集、『風花』ができたので、但馬文学会の会長さん、会計さんとお会いし、一緒にランチをした。その時、今年80歳になる会長さんは「安倍さんはいったい何を考えとんねん!」と激怒しておられた。会長さんのお宅に伺うと書斎には教育勅語の大きな額がかかっている。もちろん、自民党支持のバリバリの方である。その方が、「わしは9条だけは絶対に守らなアカンと思っとる。わしは戦争を知っている。三宮に行った時、空襲に遭うた。すぐ近くにおおきな爆弾がおちて、防空壕の壁が崩れた。防空壕の中の女の人が大声で、戦争をやめて!もうやめて!と叫んだ。あの戦争の最中やで。そんなこと言うたら憲兵に引っ張られる、そんな時代や。それでも思わずその人は叫んだんや。あの声が耳の底にまだ残っている。軍隊を作ったらあかん。9条は大切にせなあかん。これは日本人の悲願や。日本人の誇りや」といわれた。
かなり意外だったが、もちろん私も同じ意見。
そういえば、会社にいたときに聞いた社長の話も思い出す。(子会社の方の社長です。もし関係者のがみてたら、念のため)その人は中学生の時、梅田の阪神百貨店の前を通って通学していたそうだ。阪神百貨店は爆撃されず、そのまま残っていたそうだ。
戦後すぐの冬、阪神百貨店のウィンドウのなかでに5,6歳の男の子が二人寝ていた。もちろん百貨店は休業している。二日たっても、三日たっても同じ姿勢で寝ていた。不思議に思ってよく見ると死んでいたという。「食べるものもなくて、寒くて、日の当たるウインドウの中に入り込んで、眠り込み、そのまま夜になって凍え死んだんやろな。戦争とはそういうものや」とその人も言った。
教育勅語の会長さんは、「若い人は戦争を知らんから、これだけはいうとかないかん。軍隊はあかん。戦争をする国になったらあかん、安倍さんはなにを思うてるんや。わしはこれだけは絶対反対や」とお箸を振り回して熱弁を振るわれた。お箸でビールのコップがひっくり返った。会計さんも、私もあわててナプキンやティッシュで拭きながら、ほんまにそうですわ。と相槌を打つ。
石川先生の講演からはほかにもたくさんの示唆をいただいたが、長くなるので今日はここまで。
わが母校にこういう先生がおられると知って、ほんとうにうれしくなった。
今日のブログ、字が大きくなったり、小さくなったりするがうまく整理できない。ごめんなさいね。
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最近の会見の動きは心配ですえん異ほん腎は何でも過ぎに水に流して忘れてします。悲惨な戦争体験もだまされ続けた事もあっさりと。
2013/5/4(土) 午後 3:10
忘れてはいけないこと、語り伝えていかなければならないことがたくさんありますね。私もかなりサボっていたけれど、やっぱり、言わなければならないことは発言していこうかなと、先生のお話を聞いて思いました。
2013/5/4(土) 午後 3:33
雲行きが怪しくなってきています。
2013/5/4(土) 午後 9:23
人間界の雲は空の雲と違い、人の力で晴らすことも、雨を降らすこともできるんですよね。
2013/5/4(土) 午後 11:13
まだ「国防軍」なんていう言葉を使うの?日本は未だ軍事国家と言われても仕方ないね。
最近日本に帰るのが怖い気がします、戦争には絶対に関わってはいけません!
2013/5/5(日) 午前 8:26
私難しいことは勉強不足でよくわからないのですが、とにかく戦争をしっつている世代としてあの体験はしたくないです。
2013/5/5(日) 午前 10:12 [ hir*ko0*05*p ]
前線にも行かない、責任も取らない人たちがこういうことを言いだすのはもってのほか、憲法違反の一票の格差が在るのに選ばれたという人たちが、許せません、ナイス&TBさせてください。
2013/5/5(日) 午後 0:25
hiroさん、ベトナムでは戦争体験は伝えられているのでしょうか。友人が済み、わたしも何度も行ったことのあるホーチミンでは内戦であっただけになかなか複雑な感情を持っているようで、親も戦争のことはあまり語りたがらないと聞きました。ハノイではどうなのかしら?
しかし、日本の場合は違います。きちんと語り伝え、反省もきちんとしなければ未来への責任は果たせないと思っています。
2013/5/5(日) 午後 9:37
ひろさん、そうでしょ。私たち、もうあの体験はしたくないし、子どもや孫、ひ孫にさせたくないですよね。
2013/5/5(日) 午後 9:39
ひとみさん、ナイス&TBありがとうございます。
2013/5/5(日) 午後 9:40
安倍さんがあの笑顔の裏で企んでいる恐ろしいことをとてもわかりやすく話してくださいましたね。
私たち国民はもっと憲法を読んで、平和憲法の素晴らしさを知らなければなりません。
蛇足ですが、タイトル「たいまつ」ハンドルネーム「木枯」で私の息子(沖縄在住)も憲法記念日によせて記事を
書いています。もしよければ読んでみて下さい。
2013/5/8(水) 午前 6:40
ほんとにわかりやすく、迫力もあるいい講演でしたね。「木枯」さんのブログ、行って見ますね。
2013/5/8(水) 午後 10:13
とらねこさん♪
初めまして♪
↑の「しろちゃん18」さんの息子、木枯らしと申します。
先日は、拙ブログに履歴を残してくださり、ありがとうございました♪
仰る通りだと思います。
安倍晋三氏は、15年ほど前に、すでに「日本も核武装すべし!」の持論を、某大学の講演会で大々的に展開しています。
僕はその某大学出身で、安倍氏の講演の内容の、あまりの内容の乏しさや貧困な思想に、社会を知らない学生でさえ、みな一様に辟易していたのを覚えています。
僕は自分の記事にも書きましたが、安倍政権の全ての政策に反対する者です。
戦後55年体制を含めて、一体、「自民党」という不埒な党のどこに、賞賛に値するべき美徳があるのか、ひとつでも知っている人がいれば教えて頂きたいと思うほどです。
参院選も、マスコミの刷り込みによって、自民が圧勝することは恐らく確実ですが、そうなれば雪崩を打つように、一気呵成にこの国の右傾化が推し進められて行くと思います。
2013/5/9(木) 午前 7:08 [ 木枯 ]
木枯さん、返事が遅くなりました。お母様のブログではいつもお名前を見ていて、いい息子さんだとうらやましく思っていた次第です。
なぜ、安倍政権がこんなに支持を集めるかについては民主党の支離滅裂、むちゃくちゃな政権運営に国民がうんざりしてしまったという面も否めません、また北朝鮮の挑発行動と、竹島、尖閣問題もあるでしょう。しかし、それ以上にマスコミ、特に右派マスコミ二社の果たしている役割はすさまじいものがあると思います。この二社にあおられ、徴発されて他のマスコミも追随していっているのかなとも思うのです。
いずれにしても、危険なことこの上もありません。同年輩の友人たちとよく話し合うのですが、十年、二十年、三十年後わたしたちはもうこの世にいないだろうけれど、再び戦争の惨禍を子供や孫が体験することのないように、と願わずにはいられません。
木枯さん、あなた方の世代を頼りにしていますよ。
2013/5/12(日) 午前 11:58