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とらねこガーデンにどくだみの花が咲いた。 近所の人が見て、これ、全部抜かなあかん、と。 玄関前の庭は花ぼうぼうになっている。アガパンサス、シラン、アヤメが茂って、風知草も、大きな株になりすぎた。五月の寒さでつぼみが傷んだのか、毎年楽しみにしている、京鹿の子も咲かなかった。アジサイは選定の時期が悪く、青い花の株はつぼみが少ない。 墨田の花火だけたくさんのつぼみをつけている。 全部抜いてしまって、一からやりなおさなあかんで、とも言われた。いろいろ植えんと、石でも置いて、芝生にするとか……。 たしかに茂りすぎ、どうしていいか、どうしようか、迷っているうち、今度はどくだみの大繁殖。もう、終わりに近づき、虫にかじられている花が多い。去年は近所の人がお茶にするからと云って、全部抜いて持って帰ってくれたけど、今年は去年のがまだ残っているとか。 私もどくだみ茶作りに熱心だったことがある。 でも、夫はあまり喜んで飲まない。実は私もあまり好きではない。結局3年ほど缶の中で眠っていて、捨ててしまった。 で、庭はどくだみの花盛り。でも、私はどくだみの花が好き。梅雨の薄暗い夕方、霧雨の中に浮かんでいる真っ白な十文字の花。花序が黄色く高く盛り上がっているのも、撫でてみたいようにかわいい。 普通は花びらのように見える総苞片は4枚だけれど、5枚のもある。 一輪、切り取ってトイレの中に活けた。 ベトナムへ行って一番驚いたことの一つが、生野菜の中にどくだみの葉が入っていたこと。 46Aバインセオ(だったかな?)という番地の名前がそのままレストランというか、路上にテーブルを並べた屋台で、名物ベトナム風お好み焼きを食べた。 色合いから考えて卵焼きかな?と思ったがそうではない。米粉をココナッツミルクを入れて溶いたものにたぶんターメリックが入っていて、卵焼きのような色をしている。米粉だからパリッと歯ざわりがいい。 中にはオムレツのように具が入っている。えび、豚(たぶん)、もやしがたっぷり。山盛りになって出て来たサニーレタスの上にバインセオをちぎって載せ、これも山積みの生野菜も載せてくるりと包み、ニョクマムのたれにつけて、大口を開けてぱくりと食べる。 ぱくりと食べた途端、えっと思った。(この匂い、どくだみと違う?……) もう一口、やっぱりどくだみ……。 生野菜を指でより分けてよくよく眺めた。生野菜と書いたけれど、よく見るとミント、青じそなど、香草系。見たことのない葉っぱもある。より分けてみると、紛れもないハート型の葉っぱ。やはりどくだみだ。 でも、ほんの少し入っているだけなので、どくだみのにおいもそれほどいやだと感じない。どくだみはベトナムでは野菜なのか! バインセオの下、ちょろっと出ている葉っぱにご注目! 生野菜。一番上がサニーレタス。右下からはみ出した野菜が……。 この路上レストランは満員。空いた席はほとんどない。ところが、向かいのバインセオ屋は家の中のちゃんとしたレストランだのに、がら空き。味が違うのかしら。 ここへ行ってからもう五年、路上レストランだったけれど、もしかしたら今では家の中に入って、立派なレストランになっているかも知れない。何しろ日本のオリンピックのときのような経済成長で建設ラッシュなんだから。 その後、何回かベトナムを訪れた。番地の名前のバインセオ屋にはあれから行っていないが、生野菜の中にどくだみが入っているのは何度も食べた。 それまで、どくだみの花は好きだったが、匂いは大嫌いだった。ベトナムで食べて以来、においもそれほど嫌いではなくなった。ときに、いい香りだと感じることもある。 我が家でサラダを出されたらご用心。一人に一、二枚入れるのなら、千人前くらいサラダができそうよ。ふふふ……。 なお、どくだみの匂いの成分には殺菌作用があるそうだ。おなかをこわさないように、どくだみの葉っぱが入っているのかもしれない。
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とらねこガーデン
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五月はわが庭が一番にぎやかになる季節だ。 まずは玄関の前から。 アヤメとシラン。これは震災後入居していた大阪市の上新庄にある古い公団のテラスハウスから持ってきた。テラスハウスはその後すぐに取り壊され高層マンションに変わった。ブルドーザーで根こそぎ掘り返されるから、少しでも花を持ってでようと、長年居住者が丹精していた花をここに移したもののひとつ。 この石楠花は去年、購入したもの。南側の庭に穂高からもって帰った日本石楠花と、静養石楠花のルーズベルトを植えたら北側の庭にもほしくなって植えた。ルーズベルトは今年、大きな花をつけたがもう終わり。 これは八重のこでまり。家を建てたとき、吹田の花屋で購入した。でも、一重のこでまりのほうがかわいい。八重は花が込み合って、少し分厚い感じ。 八重のこでまりの隣にはナンキンハゼの樹がある。吹田の山田に仮住まいしていたときに、近所の公園でゴミ袋に何袋も落ち葉を集めて、トンネルの赤土だけでできていた庭に入れた。そこからナンキンハゼの芽が出て、それを植えたのがもう直径15.6センチの大きな木になっている。新芽が可憐。落葉樹は新芽がいい。 南側の庭の一部をイングリッシュガーデン風にしたくて、ジギタリスやルピナス、ラベンダー、西洋おだまきなどをうえた。ルピナスがまだなので、イングリッシュガーデン風というにはまだまだだけれど、この部分だけ、ちょっとそんな匂いがある。 実はそのほかの部分は草だらけ、毎日ちょっとだけずつ草をとるのだけれどまだまだぜんぜんはかどっていない。 |
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チューリップという花は幼児がお絵かきする花、という印象があって、なんだか幼稚な感じもするのだが、実は結構奥行きが深い。 昔、オランダで……という歴史はさておき、花屋を4年ほどしていたとき、こんなにいろいろなチューリップがあるのか、と驚き、魅せられてしまった。 一度、ウェディングブーケを「ピンクダイアモンド」という品種で作ったことがあった。葉も軸もそのまま、花の先がゆらゆら歩くにつれて揺れるよう、テープでつないで細工し、たわわな花が零れ落ちそうに腕に抱えて持ってもらった。 チューリップは少し温度が上がるとすぐにと開いてしまう。開いてしまうと興ざめなので、開始時間に合わせ、冷蔵庫で保存してダンボールに氷をいれて、温度を下げた状態で届けた。 結婚式の行進につぼみの状態でゆらゆらゆれて花嫁を飾っただろうか。注文を受けただけのお客様だったので、その後どうなったのか、結婚式の写真はいい状態で写ったのか、わからない。お届けした時点まで、イメージした通りの状態でできたのがうれしかった。あの頃、ウエディングブーケをいくつもいくつも作ったけれど、一番心に残ったブーケだった。 もう、二十年以上ブーケを作っていない。左親指の関節炎もあって、ブーケをしっかり握ることができない。左手で花の軸をしっかり握ってかたちを作っていくものだから、もう作ることはできないだろう。作り方も忘れてしまった。リボンワークもわすれてしまったし、カーネーションを何箱も使って身につけた技術も、使わなければあっという間にどこかへ雲散霧消してしまうものだ。 写真は我が家のチューリップ。 今年は長い間楽しむことができた。気候の変動で花が長持ちしたせいもあったが、早咲き、遅咲きを取り混ぜて植えたのがよかったようだ。 カメラはデジカメの一眼レフ。例のなんやら給付金が入るので、中古のペンタックスをネットオークションで落とした。16000円でレンズがおまけについたからいい買い物だった。
うれしい。一番初めに試写したショットなので、いい写真とはまったくいえないけれど、やはりコンデジの写真とはちょっと違う感じがする。 |
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小さなスーパーの前を通りかかったら、見たことのない花を売っていた。 オーニソガラム。 オーニソガラムの白はよく知っているけれど、オレンジ色のは初めて。 店内に入って他のものを買って、そのままでてきたけれど、後ろ髪をひかれてあともどり。買ってしまった。 写真、ピントが後ろのパンジーにあってますね。このごろカメラの調子がおかしい。酷使しすぎかしら。 ついでに庭のチューリップ。これもピンボケ。これもカメラのせい? 明日から三日間、神戸です。
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秋になってまもなく、9月ごろだったか、パンジーの苗が出始めたのでさっそく買った。小さい、まだ若すぎるくらいの苗だった。そのまま、1ヶ月くらい忙しさにまぎれて放置していた。その間に小さい苗はちゃんと大きくなって、植えごろになった。 あいていたコンテナー四つほどに植えたが、少々物足りない。コンテナーは日当たりのよい南側の庭に置いた。 そのころ買ったチューリップの球根も半分ほど植えて、後は庭を耕すまで放置してあった。 冬の始まりを思わせる時雨が毎日続いている。今日、久しぶりに一日晴れた。洗濯物を外に干し、パンジーの苗を買い足してコンテナー大小3つに植えた。純白とオレンジ色、薄いピンク。紫系は10月に植えた。パンジーはこれくらいでいいだろう。 後はチューリップ。玄関先の花壇をスコップで掘り返し、植え付けの準備だけした。明日、(あ、予定が入っている)明後日、(たぶん)植えつけよう。 パンジーもチューリップも春の花としてはもっとも一般的なのだけれど、やはりそれだけのことがある。一度植えれば半年は水遣りだけで鉢いっぱいに咲くし、冬もちらほら花を見せてくれる。コンテナーに植えるので、雪の予報が出ると軒下に取り入れる。花壇に植えると移動できないので、雪に押しつぶされて、大雪の年はみんな消えてしまう。 パンジーの後、大阪や芦屋のマンションにいたころはペチュニアを植えていたが、こちらに引っ越して以来、ペチュニアはうまく花をいっぱいにしてくれない。湿気の多いこの土地に会わないのだろう。 最近はもっぱらコリウス。葉っぱだけというのに抵抗があったが、新しい品種は花以上に華やかで、色も形も豊富。半日陰でもうまく育ち、コンテナーいっぱいになる。 コンテナー三つに多品種植えていた。ところがこの間の雪でたちまち葉がすべて落ち、情けない姿になった。寒さにとても弱いようだ。で、そのコンテナーにパンジーを植えたわけ。 チューリップも色、形の華やかさが春、春、春と触れ回っているみたいで、かわいい。一生懸命「春」してるのがかわいい。意外に毎年球根が残って、いくらか買い足すだけでたっぷり植えられる。 このあたりではラッパ水仙が春の定番らしく、あちこちに群生している。植えっぱなしにして肥料をしっかりやると次々増えるらしい。うちの庭ではなかなか群生してくれない。肥料が足りないのか、土が悪いのか。 庭仕事をしたらすっかり疲れて夕方、しばらく眠ってしまった。
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